(64)全日本大学駅伝直前インタビュー④/丸山幸輝、小澤大輝

2021.11.03

 快進撃が続くか。箱根駅伝予選会(以下、予選会)では圧巻の走りで1位通過し、選手層の厚さを示した。勢いそのままに迎える全日本大学駅伝(以下、全日本)。昨年度総合3位ということもあり、他大から警戒される存在だ。今年度はどのような走りを見せるのか。レースを直前に控えた選手たちの声をお届けする。

 

 第4回は丸山幸輝(文4=佐久長聖)、小澤大輝(政経3=韮山)のインタビューです。(この取材は10月31日、11月1日に電話で行われたものです)

 

丸山

――現在のコンディションはいかがですか。

 「予選会が終わってから背中に帯状疱疹(ほうしん)ができてしまって、しばらく走れていないので、状態としてはあまり良くないです」

 

――筋肉系の疲労はありますか。

 「足の痛みとかは予選会が終わってからはダメージがきているわけではないので、足の状態としてはそれほど悪くないと思います」

 

――山本佑樹駅伝監督から言われていることはありますか。

 「今はとりあえず走れない時期が続くと思うので、治療に専念して無理をしないようにという感じですね」

 

――予選会が終わってからのチームの雰囲気はいかがですか。

 「予選会がチームとしていい結果で終わることができて、その後もみんな練習できているので、予選会からいい流れできていると思っています」

 

――期待する選手はいらっしゃいますか。

 「夏の強化練習から調子が上がってきている橋本大輝(営4=須磨学園)や加藤大誠(営3=鹿児島実)です。その2人は本当に夏の強化練習が終わってからも安定して走れているので、その2人に期待しています」

 

――5位以内を達成するためにカギとなるものは何だと思われますか。

 「駅伝は前半区間の流れで順位が変わってくるのでそれで走りやすさも変わってくると思います。なので、1区からの流れが重要になると思っています」

 

――橋本選手を4年間見てきていかがですか。

 「2年生の時は結構ハーフマラソンを走れていました。昨年度はあまりレースで結果を出していなかったのですが、今年度は誰よりも距離を踏んでいて、練習でも積極的に引っ張っています。本人も自信がついていると思うので、期待しています」

 

――ありがとうございました。

 

小澤

――現在のコンディションについて教えてください。

 「予選会が明けてから少し疲労感があったのですが、それも抜けてきていい感じではないかなと思います」

 

――予選会通過後のチームの雰囲気はいかがですか。

 「予選会を1位で突破することができて、みんな自信がついている感じです。予選会前は自分たちの力を試していなかったので自信がない状態だったのですが、結果が出てそれを自信にできたと思います」

 

――全日本に向けてどんな練習に取り組まれてきましたか。

 「全日本に向けては普段の延長というか、予選会の疲労があるので疲労を抜きながら状態を上げるという感じですね」

 

――緊張などはありますか。

 「緊張とかはあまりないですね。予選会も駅伝にとって大事な試合だったので、大事な試合を走る前という感じですね」

 

――チームの目標が5位以内ということですが、それを達成するために必要なことは何だと思われますか。

 「駅伝なので駅伝の走りをすれば良いかなと思います。駅伝の走りというのは前がいたらそこに追い付くようにしたり、後ろに追い付かれたら食らいつく走りで前に行かれても襷をつなぐまで離されないということが大事かなと思います」

 

――全日本への意気込みをお願いいたします。

 「全日本ではチームの結果に貢献できるよう全力で走るというのと、自分が走ることがあれば初の三大駅伝となるので楽しんで走りたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[競走部担当一同]

 

第98回箱根駅伝まで、あと60日。