
(61)全日本大学駅伝直前インタビュー①/三上晋弥、尾﨑健斗
快進撃が続くか。箱根駅伝予選会(以下、予選会)では圧巻の走りで1位通過し、選手層の厚さを示した。勢いそのままに迎える全日本大学駅伝(以下、全日本)。昨年度総合3位ということもあり、他大から警戒される存在だ。今年度はどのような走りを見せるのか。レースを直前に控えた選手たちの声をお届けする。
第1回は三上晋弥(理工3=立命館)、尾﨑健斗(商1=浜松商)のインタビューです。
(この取材は10月30日に電話で行われたものです)
三上
――現在コンディションの方はいかがですか。
「今ケガをしているので、練習はできていないという状況ですね」
――全日本が厳しいとなると、箱根駅伝(以下、箱根)に焦点を当てていく感じでしょうか。
「箱根も間に合うか分からない状況で、一切走ってない状況なので気持ちだけは絶やさず箱根までに治したいですけど、あまり焦らずにいこうとは思っています」
――予選会をご覧になっていかがでしたか。
「自分が走りたかったという思いは強く感じていたんですが、夏合宿で一緒に練習してきたチームメイトが2位と大きく差をつけて予選会を通過してくれたのが、シンプルにうれしかったですし、自分も早く治さないと、と思いました」
――全日本1週間前のチームの雰囲気はどうでしょうか。
「気温も低くなって、ケガしやすくなっていると思うんですが、一人一人アップを長めにやる工夫ができていますし、ミーティングでも意思を統一してやっていて、練習の質も高く保てていると思うので、いい感じだと思います」
――今シーズンどうチームに貢献していきたいとお考えですか。
「まず全日本は現地に行かせていただくことになっているので、そこで自分ができる範囲のチームサポートを全力でやるのと、箱根の方は足が治るか分からないですが、一刻も早く治してメンバー争いに食い込めるようにしたいですし。また、そこに加われなかったとしても2月3月でレースがあると思うので、そこで頑張れるようにやっていきたいと思ってます」
――ありがとうございました。
尾﨑
――現在のコンディションについて教えてください。
「現在は予選会のダメージがまだ残っていて、その中でもしっかりと全日本に向けての練習の流れには乗れていると思うので、当日までに万全の準備をしていきたいなと思っています」
――予選会の走りから得た収穫と課題を全日本、箱根にどのように生かしていきますか。
「予選会は力のなさを感じたのですが、1人でペースをつくって走れるという自分の良さを出せました。その良さはこれからどのレースでも生きると思いますし、逆に悪い部分を克服していけば学生内でもトップの位置で戦えると思うので、時間をかけてこつこつやっていきたいなと思っています」
――将来も含めて全日本の走りたい区間はありますか。
「下級生のうち、特に1年生のうちは5区6区あたりのつなぎの区間を走りたいと思っています。つなぎの区間でも自分らしい走りをしていきたいなと思っていますし、将来的に3、4年生と上級生になったら7区8区の長い区間を走りたいです。チームの順位が良ければそのまましっかりと走りたいですし、悪くても流れを変えられるような選手になりたいです」
――チームの目標である5位以内に入るために必要なことは何だと思われますか。
「力はチームとしてあると思うのでそれを本番で発揮できるようにすることが大事だと思っていて、そのためにも準備段階でいいコンディションをつくって臨めるようにしなければいけないと考えています。そこを気を付けていけば目標通りもしくは目標以上の結果が出るのではないかと思っています」
――全日本に向けての意気込みをお願いいたします。
「全日本は自分が走れるかどうかは分からないのですが、走るのであればしっかりとチームに貢献する走りをして、走れなくても先輩方をサポートできるようにしていきます」
――ありがとうございました。
[競走部担当一同]
第98回箱根駅伝まで、あと61日。
関連記事
RELATED ENTRIES