
(51)箱根駅伝予選会直前インタビュー⑦/鈴木聖人、手嶋杏丞
箱根駅伝予選会(以下、予選会)が目前に迫っている。もう一度箱根路へ行き、昨年度の雪辱を果たすため、越えなければならない壁である。決して明大の下馬評は悪くない。しかし、かつて名門と言われた大学がいとも簡単に本選出場を逃す、それが予選会だ。そんな予選会に紫紺を背負った14人のランナーたちはどのように立ち向かうのか。紫紺の襷を箱根路へ。男たちの挑戦が始まる。
第7回は鈴木聖人(政経4=水城)、手嶋杏丞(情コミ4=宮崎日大)のインタビューです。(この取材は10月18、19日に電話で行われたものです)
鈴木
ーー夏は少しケガがあったというお話しでしたが、現在のコンディションはいかがですか。
「練習復帰してからすぐAチームに合流できました。最初はすごくきつかったのですが、やっていくうちにどんどん上がってきました。今はAチームでしっかりできて、状態も上がってきているので、あとは試合までにしっかり調整するだけだなって感じです」
ーー日曜日に調整練習を行ったということでしたが、その際のチームの雰囲気やご自身の完成度はいかがでしたか。
「昨年度と比べるとAとBの設定も速くて、その中でもほとんどの選手が余裕を持ってこなせていました。中間層も厚くなったし、Aチームも全員でこなせたので試合前に状態の良さを全体で確認できたかなと感じます」
ーー勝負どころはどこだと感じていますか。
「自分はフリーで走るか集団で走るかまだわからないです。集団であればみんなでまとまって最後5キロ余力があればペースを上げ、1秒でも多くタイムを稼ぎたいって気持ちがあります。フリーの場合であればまずは集団によると思うのですが、残りの5キロが他大のシードの争いというか、変わるところだと思います。残りの5キロあたりはどこまで最後失速せずに逆にペースを変えられるかでチームの結果が大きく変わると思うので、自分は残りの5キロが大事かなと思っています」
ーー最後に意気込みをお願いします。
「まずはしっかりどのような状況でも予選会を突破して全日本駅伝(以下、全日本)や箱根駅伝にいい流れをもっていけるように頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
手嶋
ーー今の調子はいかがですか。
「今の状態は正直あまりよくない状況が続いていて、少しずつ上がっている感じはするのですが、まだ完璧な状態ではないというのが正直なところです」
ーー予選会まで近いですが、今の心境はいかがですか。
「なんとしても通過しないといけないという気持ちがあるので、個人としても状態が悪い中でしっかりチームに貢献しないといけないっていう気持ちです」
ーー予選会のコースはどのような印象ですか。
「やはりコンディションにだいぶ左右されるコースなのでタフな選手でないと結構きついと思います。そこはその日のコンディションによってペースとかは考えて、臨機応変に対応していかないとなと思いました」
ーー手嶋選手が予選会においてチーム内で求められていることは何だと思いますか。
「全日本もあるので余力を持ちつつもゴールをして、それでも前の方でゴールしてというイメージは持っています」
ーー予選会での個人、チーム目標は何ですか。
「個人としては今万全かと言われたらそうでもないので無難に走りたいと思っています。チームとしては確実に通過ということを目標にしています」
ーー最後の駅伝シーズンがいよいよ始まります。
「本当に最後なので気持ちも入りますし、いい結果で終わりたいと思っているのでこの4年間で気持ちは一番強いです」
――ありがとうございました。
[競走部担当一同]
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