
(49)箱根駅伝予選会直前インタビュー⑤/丸山幸輝、加藤大誠
箱根駅伝予選会(以下、予選会)が目前に迫っている。もう一度箱根路へ行き、昨年度の雪辱を果たすため、越えなければならない壁である。決して明大の下馬評は悪くない。しかし、かつて名門と言われた大学がいとも簡単に本選出場を逃す、それが予選会だ。そんな予選会に紫紺を背負った14人のランナーたちはどのように立ち向かうのか。紫紺の襷を箱根路へ。男たちの挑戦が始まる。
第5回は丸山幸輝(文4=佐久長聖)、加藤大誠(営3=鹿児島実)のインタビューです。(この取材は10月19日に電話で行われたものです)
丸山
ーー現在のチームの雰囲気はいかがですか。
「今年度は夏の練習からチーム全体で予選会からしっかり頑張ろうという雰囲気でやれていて、予選会が近づくにつれてみんなの気持ちも高まっているのではないかなと思います」
ーープレッシャー等は感じていますか。
「僕はそんなにプレッシャーとかは感じていません。元々明大で紫紺のユニホームを着るというのは4年間で1回しかないので、ユニホームを着れることへの楽しみの方が強いです」
ーー勝負どころはどこになると思いますか。
「一つ参考として、前回の関東学生対校選手権でのハーフマラソンでは良い感覚を持つことができました。そこを踏まえて予選会は10~15キロの間を耐えることができれば、残り5キロは本当に気持ちの戦いになると思うので、僕はここが一番のポイントになると思っています」
ーーチーム内で今の自分に求められることは何だと思いますか。
「自分は4年生として、今までのレース経験とかは下級生と比べて豊富だと思うので、レース前に下級生が緊張していたらうまく緊張をほぐしてあげられるようにするとか、走り以外の面でサポートしてあげられればなと思います」
ーー予選会に向けての意気込みをお願いします。
「箱根駅伝本戦出場に向けて、自分の力を出し切ってチームに貢献する走りができたらと思います」
ーーありがとうございました。
加藤
ーー現在のコンディションについて教えていただけますか。
「今は調子も良くてしっかりと練習もできている状況で、夏から上げてこられたかなという印象です」
ーー夏に特に力を入れたことはありますか。
「夏はジョグの量を昨年度よりも増やしたことと、ケガには気を付けて練習をしたということですね。1回ケガをしてしまいましたが、それ以外は特に問題もなくしっかりといい感じで練習もできました。単純にスタミナだけでなくスピードも上がってきたので、いい練習ができているのかなと思います」
ーー初めての予選会出走になりますがいかがですか。
「1年目はきつくて、大変な苦しい思いの姿を見ているので、これが人生最後の予選会になるようにしたいですね」
ーー個人的な目標は何かありますか。
「1時間3分半くらいがベストなので、今の練習の感じでは2分台には持ってこれると思います。そこからは気象条件とかで上がったり下がったりはあるかもしれませんが、みんなで勝ち切る走りができるようにしたいなと思っています」
ーー最後に意気込みをお聞かせください。
「予選会はチームとして絶対に通らなければいけないですし、全日本大学駅伝(以下、全日本)や箱根駅伝(以下、箱根)につながるための大事なレースになってきます。そこでしっかりと結果を出して全日本や箱根、それと1万メートルもあると思うので、そこでしっかり力を出し切ることができるように、全身全霊で魂を込めた走りをして頑張っていきたいと思います」
ーーありがとうございました。
[競走部担当一同]
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