
(47)箱根駅伝予選会直前インタビュー③/尾﨑健斗、甲斐涼介
箱根駅伝予選会(以下、予選会)が目前に迫っている。もう一度箱根路へ行き、昨年度の雪辱を果たすため、越えなければならない壁である。決して明大の下馬評は悪くない。しかし、かつて名門と言われた大学がいとも簡単に本選出場を逃す、それが予選会だ。そんな予選会に紫紺を背負った14人のランナーたちはどのように立ち向かうのか。紫紺の襷を箱根路へ。男たちの挑戦が始まる。
第3回は尾﨑健斗(商1=浜松商)、甲斐涼介(情コミ1=宮崎日大)のインタビューです。(この取材は10月19日に電話で行われたものです)
尾﨑
――夏までケガが続いていたと前回の取材でおっしゃっていましたが、現在までに影響はありますか。
「夏はケガが多かったのですが、その時は長引かせず短い期間で治すことができました。今はケガの影響は全くなく走れていますが、すぐにケガをしてしまうので今はとにかくケガをしないというのと、ケガのサインというのをしっかり気に掛けたいです。そして、予選会本番までに万全の状態で臨めるように考えて練習しています」
――予選会に向けて取り組んできたことはありますか。
「僕は1年生ということで、他の先輩たちより体力面で劣っていると感じていて、それを埋めるためにジョグの距離というよりは時間を意識しています。70分から80分というように、時間でハーフマラソンよりも長く練習するように取り組んできました」
――予選会のエントリーが発表された時の心境を教えてください。
「自分はずっとケガをしてきて予選会も間に合わないだろうと思っていたのですが、こつこつやってきてここまで戻ってくることができました。また、もし走ることになれば自分は大学デビュー戦にもなるのでかなり特別な思いがあります。しっかりいいスタートが切れるように頑張っていきたいと思います」
――当日はどんな走りをしたいですか。
「自分は安定感が武器だと思っているので、そういったところを見せたいです」
――ありがとうございました。
甲斐
――現在のコンディションはいかがでしょうか。
「夏の強化練習が終わって徐々に上がってきている感じです」
――エントリーメンバーに1年生は3人選ばれましたが、甲斐選手自身は同期の中でどのような立ち位置にいると思いますか。
「高校時代からほかの2人は速かったのですが、いつでも自分はチャレンジャーだと思っているので、負けない気持ちで頑張っていきたいです」
――同期全体の調子や雰囲気はいかがですか。
「雰囲気はいい方向に向かっていて、誰が走ってもおかしくない状態だと思います」
――その先の全日本駅伝や箱根駅伝に出たいという気持ちは大きいですか。
「1番は箱根駅伝に出走したいです。予選会がゴールではないので、最終的なゴールである箱根駅伝に合わせてまたさらに調子を上げていきたいです」
――甲斐選手がチーム内で求められていることは何だと思いますか。
「とにかく集団で粘って、最後に出し切る走りだと思っています」
――予選会への意気込みをお願いします。
「出走することができれば、少しでも明大に貢献できるように体と心の準備をして、恥のないような走りをしたいと思います」
――ありがとうございました。
[競走部担当一同]
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