
(46)箱根駅伝予選会直前インタビュー②/小澤大輝、児玉真輝
箱根駅伝予選会(以下、予選会)が目前に迫っている。もう一度箱根路へ行き、昨年度の雪辱を果たすため、越えなければならない壁である。決して明大の下馬評は悪くない。しかし、かつて名門と言われた大学がいとも簡単に本選出場を逃す、それが予選会だ。そんな予選会に紫紺を背負った14人のランナーたちはどのように立ち向かうのか。紫紺の襷を箱根路へ。男たちの挑戦が始まる。
第2回は小澤大輝(政経3=韮山)、児玉真輝(文2=鎌倉学園)のインタビューです。(この取材は10月14、18日に電話で行われたものです)
小澤
ーー今の調子はいかがですか。
「夏から全ての練習をしっかりこなしているので、かなり状態は上がっていると思います」
ーー予選会を絶対に通らないといけないというプレッシャーはありますか。
「プレッシャーはないですけれども、いい意味で緊張感を持ってやれているかなという感じです」
ーー予選会は2回目だと思いますが、1年生の時との違いはありますか。
「やはり上級生になったので責任感のある走りをしなければならないかなと思っています」
ーー日本学生ハーフマラソン(以下、学生ハーフ)の後に山本佑樹駅伝監督が全体に「このままじゃ通れない」みたいなことを言ったという話を聞きましたが、その時はどう思いましたか。
「やはり佑樹さん(山本駅伝監督)から学生ハーフの後に『このままじゃ上級生は使えない、1年生中心で戦うしかない』と言われて自分自身に情けなさを感じました。そういったことがあったから自分の中で気持ちを入れ替えて関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)でもハーフマラソンに出場して結果を残したいという思いに至りました。そういう面では佑樹さんに尻をたたいてもらったという感じで(笑)それで関東インカレ入賞できて自信もつけることができたので感謝しています」
ーー今年度はトラックレースに多く出場されましたが、例年よりも自信を持って駅伝シーズンに入れている感じですか。
「今年度はレースに出場できたということはケガをしていないということなので、これだけ練習を継続できたことが大学に入ってから今までなかったです。例年以上に自信を持ってレースに臨めると思います」
ーー予選会に向けて意気込みをお願いします。
「予選会では前にも言った通りチーム3位以内を目標にして、どんな状況であっても予選突破できるように3年生として、また主力として責任感のある走りをしたいなと思います」
ーーありがとうございました。
児玉
ーー初めての予選会となりますが、心境はいかがですか。
「初めてということで、雰囲気とかが分からない部分もあって、正直怖い部分もあります。ですが、そこはあまり予選会だからと言って特別扱いせずに一つのレースとして頑張ればいいのかなと思っています」
ーー現在のチームの雰囲気はいかがですか。
「チームの雰囲気も、今のエントリーメンバーはしっかり練習できているので、みんな状態としてはいいと思います」
ーー勝負どころはどこになると思いますか。
「15キロ以降の、本当にラスト5、6キロだと思っていて、やはり学生ハーフの時もラスト5、6キロで足が止まってしまってきつかったところがありました。なので、今回の予選会ではそこを粘り切れるかが大事になるかなと思います」
ーー予選会に向けて取り組んできたことはありますか。
「夏は本当に距離自体は走ってきたと思うので、しっかり走り込みはできています。あとはアップダウンを意識的に走るようにしていて、それによって予選会本番で風が強くなったり、ペースの変動が大きくなるようなレースになった時にしっかりと対応できるようにというのは意識してやっていました」
ーー明大の中で注目の選手はいますか。
「4年生の橋本さん(大輝・営4=須磨学園)ですかね。本当に今年度が最後ということで気持ちが入っていて、本当に練習の中でも強さが分かるので注目です」
ーー予選会に向けての意気込みをお願いします。
「しっかりチームに貢献できるように頑張りたいと思います」
ーーありがとうございました。
[競走部担当一同]
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