
(45)箱根駅伝予選会直前インタビュー①/杉本龍陽、新谷紘ノ介
箱根駅伝予選会(以下、予選会)が目前に迫っている。もう一度箱根路へ行き、昨年度の雪辱を果たすため、越えなければならない壁である。決して明大の下馬評は悪くない。しかし、かつて名門と言われた大学がいとも簡単に本選出場を逃す、それが予選会だ。そんな予選会に紫紺を背負った14人のランナーたちはどのように立ち向かうのか。紫紺の襷を箱根路へ。男たちの挑戦が始まる。
第1回は杉本龍陽(政経3=札幌日大)、新谷紘ノ介(政経1=世羅)のインタビューです。(この取材は10月18日に電話で行われたものです)
杉本
――現在のコンディションはいかがでしょうか。
「夏はずっとAチームでこなしていました。ワクチンを打って練習ができなくなったこともあったのですが、今は予選会を前にして調子も上がってきているという感じです」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「チーム全体として箱根駅伝に向かって頑張ろうみたいな、いい感じの雰囲気ができていると思います」
――3年生が5人エントリーされましたが、学年間の雰囲気はいかがでしょうか。
「やはり僕たちの学年が結構強いと言いますか、周りに力のある選手が多いので、僕たちも主になって頑張ろうだったり、学年の中でも負けたくないみたいな気持ちはみんなにあると思います」
――初めての予選会エントリーとなりますが、エントリーが決まった時の気持ちはいかがでしたか。
「僕は元々エントリーメンバーに入るか入らないかの当落線上のような選手だったので、選ばれたからにはしっかりとチームに貢献したいという思いがあります」
――予選会での個人目標がありましたら、教えてください。
「チームに貢献するという意味では、10番以内に入ることが大切だと思っています。僕は力がある方ではないので、僕がいいタイムを出すことよりもチームの底上げのために僕がどれぐらい走るのかが大事になってくると思います」
――残りはどのような調整を行っていきたいですか。
「今から練習をして急に強くなったり、自分の力が上がることはほぼないと思っているので、残りの期間はしっかりと普段と変わったことはせずに大人しく過ごして本番に向けて力を合わせていけたらなと思います」
――予選会に向けての意気込みをお願いします。
「最後まで全力で走り抜けます」
――ありがとうございました。
新谷
――予選会のエントリーメンバーに選ばれたことはどんな気持ちですか。
「夏の最初の方はうまくいっていたのですが、最後の方は疲労が出てきて練習でもあまりうまくいかないことがありました。その中で予選会メンバーに選んでもらいました。自分の中で少し無理かなと思っていたので選ばれてうれしかったですし、自分にも可能性があるのだと思ってしっかり頑張ろうというモチベーションになりました」
――1年生のメンバー入りは他に尾﨑健斗選手(商1=浜松商)と甲斐涼介選手(情コミ1=宮崎日大)がいますがその2人はどんな感じですか。
「特に尾﨑が度々故障とかで離脱していたのですが、実力通りしっかり調子も上げてきているので2人とも強いなという印象です」
――予選会はハーフを走れる機会でもありますが、いいアピールの場になるという感じですかね。
「やはりそこでいい結果を出せるか出せないかで変わってくると思うので、しっかりここをチャンスだと思って箱根本戦に向けてアピールできたらなと思います」
――本番はどんなレースになると想定していますか。
「天気予報を見ると最初に雨が降ってそこから晴れたり湿度が高くなったりと結構タフなレースになると思うので、そこでいかに崩れずに走れるかが大事になってくると思います。どんな状況でもしっかり今の自分の力を出し切れたらいいなと思います」
――予選会に向けての意気込みをお願いします。
「一秒を争う厳しい戦いになるので、自分の走りをぶらさず今の自分のできる全力を出し切れればチームにも貢献してチームも箱根への切符をつかむことができると思うのでそこはしっかり頑張っていきたいです」
――ありがとうございました。
[競走部担当一同]
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