
(40)駅伝シーズン直前インタビュー⑥/小澤大輝、櫛田佳希、三上晋弥
――いよいよ〝駅伝〟が始まる。喜びも悔しさも味わった昨年度。反撃を誓い迎えた今年度はトラックシーズンで並み居る強豪校にも劣らぬ好成績を記録。さらなる飛躍を目指し夏に行われた強化練習ではおのおの試行錯誤し練習に励んだ。今回は紫紺躍進の立役者となり得る20人の最新の声をお届けする。
第6回は小澤大輝(政経3=韮山)、櫛田佳希(政経3=学校法人石川)、三上晋弥(理工3=立命館)のインタビューです。
小澤
――夏の強化練習は1年次と比べてみていかがですか。
「1年次は、30キロなどの長い距離の練習になると少し嫌だなという気がしてしまいました。しかし、今年度は自信がついているので長い距離でもおじけづかずに余裕を持って自分の走りができているなと思っています」
――1、2年次から自分の走りに自信をつけたことで見る景色は変わりましたか。
「前はただ箱根駅伝(以下、箱根)に出たいという気持ちしかなかったのが、ただ走るだけではいけないという気持ちに変わってきました。今は箱根でどのように自分の走りを見せて結果を残すかをかなり意識して練習しています」
――今の時点で望んでいる区間はありますか。
「4区ですね。僕はアップダウンが得意なので、そこを生かせる区間が4区や7区だと思います。なので、この区間を狙っていきたいです」
――後期はどのような走りをしていきたいですか。
「まずは練習を継続させることを一番大切にしていきたいと思っています。いつも大事なところでケガをしてしまうので、後期はしっかり自分の体と向き合いながらできれば結果も出せると思います」
――ありがとうございました。
櫛田佳希(政経3=学校法人石川)
櫛田
――前半シーズンを振り返っていかがですか。
「春夏のトラックシーズンでは大きなケガをしてしまって、ずっと走ることができなかったので、今のところ自分の中での2021年は悪いイメージです。しかし、最近になって走れるようになってきて夏の強化練習もこなしてきているので、箱根駅伝予選会(以下、予選会)から徐々に伸ばせていけたらなと思っています。」
――自分のことを冷静に考えるタイミングはどんなときでしたか。
「左足首が痛いときなどはコーチや監督と話し合って、次の練習は控えめにしたり、思い切って休んでしまったり、無理をせず自分の体を気遣うことができるようになりました」
――現在のコンディションはいかがでしょうか。
「完全に戻ったところまではいかないのですが、Aチームで練習できるようになって少しずつレギュラーとしての走りはできているのかなという気はしています」
――上級生としての覚悟はありますか。
「自分の力だけではチームを強くすることはできないので、後輩への指導など、自分のことだけではなくてチームのことまでしっかり考えるようになっていけたらなと思います」
――駅伝シーズンへの意気込みをお願いします。
「まず予選会はしっかり通ってトラックシーズンを走れなかった分、チームを引っ張るという意味でも全日本大学駅伝、箱根では区間賞を目指していきたいと思っています」
――ありがとうございました。
三上晋弥(理工3=立命館)
三上
――普段の練習の中で、ご自身で意識されていることはありますか。
「陸上人生で初めて長期のケガをした経験は、自分の足りないところをもう一回見つめ直すいい機会になりました。そこから痛めた股関節のストレッチや可動域を広げてから走り出すなど、そういう自分の苦手なことに向き合えるようになりました」
――秋以降予選会などが始まると思うのですが、箱根にご自身はどのように絡んでいきたいと思いますか。
「確かに今Aチームに上がれてうれしさはあるのですが、上がれただけでは駄目だと思います。なので、メンバー争いだけじゃなくチームの即戦力になってしっかり箱根を走れるように、一つ一つの練習をどう取り組んでいくかを考えたいです」
――箱根に出場するとしたら希望区間はありますか。
「1年次に1回試走した4区が一番の希望です。そこに強い選手を持ってくることができるチームが強いと思うので4区を走れるような選手になりたいです」
――今のチームの雰囲気はいかがでしょうか。
「明大は毎年そうかもしれないですが、上下関係が厳しくないです。縦のつながりも結構良くて、先輩とのコミュニケーションも多いと思います。なので、部としていいチーム状況だと思います」
――ありがとうございました。
[競走部担当一同]
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