
(36)駅伝シーズン直前インタビュー②/新谷紘ノ介、東原豪輝
――いよいよ〝駅伝〟が始まる。喜びも悔しさも味わった昨年度。反撃を誓い迎えた今年度はトラックシーズンで並み居る強豪校にも劣らぬ好成績を記録。さらなる飛躍を目指し夏に行われた強化練習ではおのおの試行錯誤し練習に励んだ。今回は紫紺躍進の立役者となり得る20人の最新の声をお届けする。
第2回は新谷紘ノ介(政経1=世羅)、東原豪輝(政経1=大阪)のインタビューです。
新谷
――夏の練習はいかがでしたか。
「ある程度は覚悟していましたが、やはり走ってみると思った以上にきついというのが第一の感想ですね」
――大学に入って新たに取り入れたことはありますか。
「高校時代あまり補強や体幹トレーニングなどをやる時間が他校と比べて少なく、僕自身も筋力的な面で劣っていると思ったので、補強や体幹トレーニングを大事にするようになりました」
――現時点で夏の成果は出てきていますか。
「最初の方と今の距離走の練習状況を比べると結構余裕度が出てきたので、そういった
距離に対応することができるようになってきたと思います」
――1年生の雰囲気はどうですか。
「オンとオフがしっかりできている印象があって、やるときはやる、と集団で高め合っていると思うので、4 年生になったらどういうチームを作っていくのか楽しみです」
――コロナ禍という難しさはありますか。
「息抜きがあまりできず、そういったところでストレスを抱えてしまうなどいろいろありました。ただインターハイなどが自分の代で中止になってしまったなかで、駅伝は開催していただきましたし、そうやって頑張っている選手のために動いてくださる方々や、僕以上に頑張ってくださっている人がいるので、そういった方々のためにも頑張らないといけないなと思っています」
――駅伝シーズンに向けての意気込みをお聞かせください。
「トラックシーズンでうまくいかなかった分、後半シーズンはしっかり走りたいと思っています。駅伝のメンバー争いに絡んでいける力は付いてきていると思いますし、あとは練習で培ってきたものを試合で発揮するだけなので、そこを大事に後半シーズンは挽回できるように頑張っていきたいなと思っています」
――ありがとうございました。
東原豪輝(政経1=大阪)
東原
――夏で一番印象に残った練習はなんですか。
「高校時代は20キロが最大でしたが、大学入ってから30キロという距離を踏みました。20キロと30キロとで全然きつさが違うのでそれが印象に残っていますね」
――同期でライバル視している選手はいますか。
「1年生は全員ライバル視しています。ポイント練習や試合でもそうですが、前に出られたときにはやはり少し気にします。付いていかないといけないなと思いますね」
――夏にケガはありませんでしたか。
「U―20日本選手権の試合が終わった後にアキレス腱(けん)の左を痛めてしまって、そこから1ヵ月くらい走れない状況でした。その間は補強等をしたり、また普段はあまり速い人の走りを見ていなかったので、いい機会だなと思い、見たりしていました」
――強い選手を観察して得られた情報はありますか。
「強い選手はポイント練習などをやる際に、準備や質の高いアップをしていて、やはり念入りにそういうことをしているからしっかり動くのだなということが分かりました」
――練習で今までと決定的に違うことはありますか。
「自主性ですね。今まではやることを言われてずっとやっていましたが、大学ではメニューはありますが、ペースは決まっていないです。自分に合わせたペースでやるということは自分の調子に合わせてできるという自主性が問われていると思います。この夏を通して自分の調子に合わせたペース配分ができ始めているという感じです」
――箱根駅伝(以下、箱根)ではどのようにチームに絡んでいきたいですか。
「箱根が小学生の頃からの夢で、そこでしっかりと走るというのが自分の最大の目標で、今のチームの最低限の目標がシード権なので、最低でもそれに貢献できるようにしたいと思います」
――ありがとうございました。
[競走部担当一同]
関連記事
RELATED ENTRIES