(33)日本インカレ事後インタビュー⑤/石川雅也主将、堀田聖尊

2021.09.23

 短距離陣は今年度最後の大きな大会となる日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)。表彰台へ上った選手もいれば、結果が振るわなかった選手も。特に石川雅也主将(法4=新居浜東)ら4年生は悔しい思いを味わった。ここで得た経験を来年度へ生かすために。下級生たちの挑戦が始まった。

 

 第5回は短距離部門・石川、堀田聖尊(政経4=三重県立川越)のインタビューです。

 

石川

――日本インカレを振り返っていかがですか。

 「良くも悪くも来年度につながる試合だったかなと。後輩が非常に頑張ってくれたので、来年以降の活躍が期待できるのかなと思います」

 

――石川さんから見て、特に活躍が顕著だった選手はいますか。

 「私から見て特に顕著だった後輩は、ダブル木村。200メートルの木村(颯太・法2=明星学園)、木村(稜・政経2=乙訓)コンビですね。やはり、2人ともケガで春先思うような結果が出ていなかったのですが、ようやく秋シーズンに上がってきて、本来の力を発揮できたのではないかと思います」

 

――石川さんのリレーは振り返ってみていかがですか。

 「今回が引退レースということだったので、もう本当に全てを出し尽くそうという気持ちで、必死こいて走りました。その結果非常に自分自身の走りとしては、満足いくというか、最後にしてはやり切った走りをできたかなと思います。結果としてマイルで決勝進出を狙っていたので、その点は悔しいですけれども、自分自身の走りとしてはもう最高の、最後にふさわしい走りができたんじゃないかなと思います」

 

――4年生の短距離陣はこれで引退ですが、いかがですか。

 「私が入学した当初は、あまり全国レベルで競い合えるような、チーム状況ではなかったのですが、今4年生になって全国のレベルで戦えるような力が短距離のチームとして付いてきたなと思っているので、非常にそれは頑張ってきたなというような思いですし、来年度以降、後輩たちがもっと上を目指して頑張ってくれるのではないかと期待しているところです」

 

――4年間の振り返りをお願いします。

 「本当にこの4年間山あり谷ありと言いますか、本当にこの4年間僕自身としては満足のいく大学生の競技生活ではなかったんですけど、非常にチームに恵まれて、関東学生対校選手権1部昇格という目標を最後に成し遂げることができましたし、そういった点では本当にいい経験をさせていただいたと思います」

 

――ありがとうございました。

 

堀田

――予選のレースの振り返りをお願いします。

 「予選は全体的にイメージトレーニングを重ねたことが功を奏して良かったですけれども、最後が気の緩みで着順で決勝に行けませんでしたが、それ以外は個人的に満点かなと思います」

 

――予選のフィニッシュ後の心境はいかがでしたか。

 「着順は2着で最後気の緩みで3着になって、これで通ってなかったら後悔するなと、結構絶望していましたが、運良くプラスで拾われて準決勝につながったというか、体調の面では疲れはそれほどだったので、決勝に行くぞという感じで勢い的にはありました」

 

――その勢いを準決勝では出せなかった感じでしょうか。

 「そうですね、これがレースだなという印象なんですけれども、やはりトップ選手の走りを間近で見てまだまだ足りない部分があるなと痛感しています」

 

――4年生から競走部に入られて、ここまでどのように過ごしてきましたか。

 「この半年に限らずなんですけれども、愚直に物事に挑戦するという経験を味わえたかなと、そういう大学陸上生活だったなと思います」

 

――競走部に入られる前は体同連に所属されていましたが、そこでの経験は大きいですか。

 「僕は元々大学1年の夏まで競歩をやっていて、そこから中距離の方に転向して一から練習を積んできたんですけれども、何回か大学の中で大きな決断をしてきて、その決断をしてきた結果、今競走部にいるので、そういった意味でいろいろな味で成長できたと思いますし、可能性というのを体同連の後輩たちに示せたのではないかなと思います」

 

――大学陸上生活を振り返っていかがでしたか。

 「誰にでも可能性、チャンスはあるんだなということを実感した4年間でした」

 

――ありがとうございました。

 

[競走部担当一同]