(29)日本インカレ事後インタビュー①/小林枚也、野口航平、馬場勇一郎

2021.09.21

 短距離陣は今年度最後の大きな大会となる日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)。表彰台へ上った選手もいれば、結果が振るわなかった選手も。特に石川雅也主将(法4=新居浜東)ら4年生は悔しい思いを味わった。ここで得た経験を来年度へ生かすために。下級生たちの挑戦が始まった。

 

 第1回は短距離部門・小林枚也(法3=八王子)、野口航平(商3=洛南)、長距離部門・馬場勇一郎(政経2=中京大中京)のインタビューです。

 

小林枚

――今の気持ちはどうですか。

 「悔しい気持ちはやまやまですが、これがチームの実力かなと受け止めて次に生かせればいいなと思います。強いて言うなら、4年生の先輩が最後のインカレだったので申し訳なかったです。でも、一応前向きに捉えています」

 

――4×100メートルRで39秒台に突入したことは競走部としてどんな意味を持ちますか。 

 「今年度の関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)で記録があまり良くなくて記録がなかなか出なかったですね。メンバーとして出るだろうとは思ったので、そんなに驚くようなタイムではないですけれどもやっとスタートラインだったなと感じました。僕からすると高校記録よりも大学記録の方が遅かったので、大学記録が高校記録をやっと超えた感じですかね」

 

――明大記録を出したことについてどう思いますか。

 「関東インカレでも一応出してはいるので、明大記録を出したことに対する特別な思いとかはないです。でも、39秒台の世界は僕も高校で経験したことがなかったのでやっと入れたなという気持ちはありました」

 

――冬季練習にどうつなげていきたいですか。 

 「今回の日本インカレを通して自分個人の実力のなさをすごく痛感しています。まだ選手として未熟だなと思う部分を感じたので、個人の走力強化という明らかな課題が出てきたと思います。その課題を意識しながら100メートルとリレーで戦える選手を目指して冬季練習をしっかりと積んでいきたいと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

野口

――今の感想をお願いします。

 「コンディショニングは今回良かったのですが、それを試合につなげることができなくて悔しいです」

 

――4年生と大きな大会に出るのは最後でしたがどう思いますか。

 「寂しいですし、決勝走りたかったので悔いが残っています。ですが、どんなレースにも悔いは付きものです。『悔しかった』の一言で終わらせたくないので、僕は次につなげるしかないです。村松さん(璃久・政経4=明大明治)、雅也さん(石川)、橋元さん(優成・法4=川薩清修館)の3人ともベストレースをしたと思います」

 

――今回出場された種目はどちらも予選で終わってしまいましたが、その点についてはいかがですか。

 「ただの実力不足です。ですが、いろいろな課題や収穫を得られたので運が良かったと思います」

 

――来年度が最終学年ということも踏まえて今後どのような選手になっていきたいですか。

 「陸上競技を続けるか続けないかは決めていませんが、陸上競技を終える日に『俺はやり切ったんだ』と胸を張って言える選手になりたいです」

 

――ありがとうございました。

 

馬場

――今大会の雰囲気はいかがでしたか。

 「今回無観客だったので、スタンドは大きいのに人は少ないなと思いました。ただ、全国から人が集まっているので、顔見知りの同期とか先輩とかもいて良かったかなと思います」

 

――久しぶりの1500メートルでしたがレースは思った通りにいきましたか。

 「結果は、本当は決勝に行きたかったので結果は良くなかったですけれども、内容からしてみると、内容は悪いというわけではなかったかなと思います。1巡目後ろにはなってしまいましたが、後半300メートルは前半シーズンにはなかったような上げ方ができたので持久的な練習をしっかり行ってきたことで少しずつ力がついてきているなと感じました」

 

――内容的には満足できていますか。

 「満足というより確認ができたかなという感じですね。実際レースに出てどれぐらい走れるかという練習は大事なので、いい確認ができたかなという感じです」

 

――今の目標は何ですか。

 「来年度はもっといい走りをしたいなと思いますが、今の練習の段階でも、記録会の予定がまだ入っていないのでどのレースに出るか分からないです。ペースメーカーが付いたいいレースがあるのなら3分43秒ぐらいで走りたいなと」

 

――ありがとうございました。

 

[競走部担当一同]