
(35)関東大学1部リーグ戦 第16節対筑波大戦 試合後コメント
栗田大輔監督
――試合を振り返っていかがですか。
「負け試合を拾った引き分けなのか、勝ち試合を落とした引き分けなのかという感じでした。結果的には負け試合を拾った引き分けで、大きな勝ち点1だったなと思いますが、プラン的には勝ち試合を落とした引き分けだなという感じです」
――前半の入りがあまり良くないように見えましたがいかがですか。
「そこがこの試合の一番悔しいところで、メンバーもそろって、やる事も久しぶりにシンプルな、とにかく競って背後を走ってというそれだけでした。そこに関して共通認識は持てていたのですが、最初の入りが悪くなってしまい、そこがもったいなかったです」
――中2日という難しい中で勝ち点を取れましたがいかがですか。
「運動量を売りにしている明大としては、絶対に圧倒しなければならなかったです。我々はこういうピッチが得意なので悔しいですね」
――FW太田龍之介(政経2=ファジアーノ岡山U―18)の裏にボールを出したかったのか、収めさせたかったのかどちらだったのでしょうか。
「ずっと背後をとれと言っていたのですが、恐らくピッチコンディションが悪くキックが飛ばなかったのではないかと思います。したがってそういう意味では、太田がよく頑張って後ろにそらせたりということを意識的に行ってくれました」
――FW佐藤恵允(文2=実践学園)が久しぶりに出場しましたがいかがですか。
「ケガをしていたので、後半45分くらいで出場させようと思っていたのですが、パワーもあるし、ピッチに入ると何かしてくれそうな期待感を持たせてくれる選手だなと、見ていて感じるので、より精度が上がってくると面白い選手だなと思います」
DF加藤蓮(営4=北海道コンサドーレ札幌U―18)
――試合を振り返っていかがですか。
「雨でピッチコンディションが悪く、思ったようにプレーできない中で、立ち上がりから相手のDFラインの背後に蹴っていこうという狙いがありました。試合の入りはそれをチームとして徹底できていなくて、逆に押し込まれる時間が多かったので、そこは長いリーグ戦では立ち上がりというのが重要になってくるので、試合の入りはチームとして徹底していかなければならないと思いました」
――前半の途中から押し込む時間が増えた印象ですが、どのような修正をしましたか。
「ボールを持ったらとにかく背後に蹴る、走るというのを意識して、どんどんと縦に行くことをチームとして増やそうという狙いがありました」
――プロ入り発表後初の試合でしたが自身のパフォーマンスはいかがでしたか。
「立ち上がりに自分のところでクロスを上げられて失点しているので、そこは課題だと思いますし、より突き詰めていかないとプロの舞台では活躍できないと思います。また、自分の良さである縦への突破や対人、ゴールに向かっていく姿勢という部分では、少なからず生きると思います」
――プロ入り発表後になると周囲からの見られ方が変わると思いますがいかがですか。
「チームとして4年生という立場なので、そこは本当にチームを勝たせる選手でなくては今後Jリーグでも活躍することはできないので、まずはここでチームを勝たせられる、チームを引っ張っていける選手になるということを意識しながらやっていきたいです」
FW藤原悠太(政経4=広島皆実)
――同点ゴールを決めた場面を振り返っていかがですか。
「クロスボールが入ってきて、あのような競り合いがあった中でゴールにつなげるということは常に意識しているところではありました。あの場面では、DF徳永敦優(商3=ルーテル学院)が競る時に彼の体の向きを見たところ、外に落としてくれそうだと思い、思ったところにしっかりとボールが来たので、自分の特徴である決定力をあのような場面でも最後出せたのは良かったかなと思います」
――ピッチの状態が悪かったと思いますがいかがですか。
「やりにくさはもちろんありましたが、そのような中でも行うのがサッカーですし、そのような中で発揮できる技術が自分の本当の技術だと思うので、綺麗なサッカーだけじゃなく、泥臭くても最後まで勝ちにこだわり、同点まで追い付こうとする姿勢がサッカー選手としてあるべき姿だと思っています」
――状態の悪いピッチでご自身が発揮できる強みは何ですか。
「クロスボールが入ってきて太田や、途中から出場したDF丸山海大(営2=東福岡)が競ったこぼれ球はどうしても見てしまう人が多いので、どこにボールがこぼれてきてゴールにつながるかを感じ、ポジションを取れることが悪いコンディションの中でも自分が発揮できる強みだと思います」
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