
(11) 後期リーグ戦開幕直前 DF林インタビュー
3連覇へ、混戦の関東を突き進む。8月1日より開幕する第95回関東大学1部後期リーグ戦。前期最終節となった第11節終了時点で明大は暫定1位と、栄冠へ向け順調な滑り出しとなった。それでも勝ち点6差で6チームが首位の座をうかがうなど、過去に例を見ないほどの大接戦となっている。混戦を抜け出し、王者の意地を見せるため、絶対に負けられない戦いが幕を開ける。
今回は攻守の両面でチームに貢献しているDF林幸太郎(法3=サガン鳥栖U―18)のインタビューをお届けします。
(この取材は7月24日にオンラインで行われたものです)
――前期リーグを振り返っていかがでしたか。
「リーグ戦序盤は連勝といういい形でスタートを切れましたが、途中から引き分けの試合や悪い流れを断ち切れずに負けが続いた試合がありました。そういったところで流れを変えられるような試合ができれば、さらに勝ち点を積み上げることができたのではないかと思います」
――「アミノバイタル®」カップを振り返っていかがでしたか。
「初戦に東京都1部の相手との試合で苦戦して、先に失点してしまい難しい試合になってしまいました。トーナメントでは何が起きるか分からないのでそういった面で難しい試合が続き、東洋大との試合でも自分たちが主導権を握っていたにもかかわらずセットプレーで失点してしまい、自分たちは試合巧者ではなかったのかなと思いました」
――前期リーグ途中からスタメンに定着されましたが、ご自身の強みはどういった部分だと思いますか。
「監督が求めているものや自分が試合に出ている意味をしっかり考えて、その試合での自分の役割を遂行できることが自分の強みだと思います」
――どのようなことが林選手に求められていたと思いますか。
「試合によって変わりますが、例えば試合の中で監督がボールを保持したいという時は自分のやりたいことだけではなくボールをつないでということをやりますし、もっと攻撃を仕掛けて欲しいという状況になった時はドリブルで仕掛けたり攻撃のアクセントになるようなプレーをやったりと試合の状況に応じて与えられた役割をやり切ることや、言われたことだけでなくピッチ内で状況が変化した時に対応できるということもできればいいなと思っています」
――例年と違い8月から後期リーグが始まりますが、暑さなどの不安はありますか。
「明大はどこよりも練習の強度を大事にして日々取り組んでいるので、そこで走り勝つというのが明大だと思いますし、そういった面では絶対に負けてはいけないと思っています。自分は暑さをプラスに捉えていて他のチームより走れるっていうことに自信を持っているので大丈夫です」
――現在の練習はいかがですか。
「アミノバイタルカップで負けてしまい、もう一度原点に立ち返ろうということで明大が大事にしている三原則を意識して練習の強度を高め、チームとして意思統一をするということを大切に今は練習をしています」
――後期リーグに向けたチームと個人の目標をお願いします。
「3連覇が懸かっていて、暫定一位という立場にいるのでリーグ戦優勝というのはチームの大きな目標です。その中で特に自分はDFラインの人間なので、失点を最小限に抑えて無失点の試合を増やせるようにチームとして頑張っていきたいと思います。個人としては前期リーグで2点ゴールを決めていますが、もっと決めることのできるチャンスもありましたし、明大のSBというのは攻撃の面で結果を出さないといけないなと思っているので、攻守ともに自分がチームを勝たせられる選手になれるように結果にこだわっていきたいなと思います」
――後期リーグへ向けた意気込みをお願いします。
「リーグ3連覇が懸かっているので、そこに最終的な目標を置いていますが、遠いところばかりを見ても仕方ないので、目の前の試合に全力で取り組み勝てるようにいい準備をしていきたいです」
――ありがとうございました。
[正野真由夏]
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