
(3)ルーキー特集 第2弾 ~堀見華那編I~ 「高校時代を振り返って」
昨年は例外的になかったものの、今年で4回目を迎える恒例のルーキー企画。これからの活躍に目が離せない期待のルーキーを紹介する。2人目は、フレッシュな演技で観客をとりこにする堀見華那(商1=愛知みずほ大瑞穂)。今回は大学に入るまでの彼女に迫る。
(この取材は6月7日に行われたものです)
――フィギュアスケートを始めたきっかけは何ですか。
「母がフィギュアスケートを好きだったこともあり、浅田真央選手をテレビで見ました。昔から踊ることが好きだったのに加え、テレビで見て楽しそうと思ったのでお母さんにやりたいと言って始めました」
――何歳ごろから始めましたか。
「小学1年生の時なので、6歳です」
――ご自身のスケートの強みと弱みは何ですか。
「強みはのびのびと滑れるところです。大きく体を使って表現することを心がけていて、見ている人が楽しい気持ちになれるようにと思っています。弱みは試合でジャンプがうまくはまらないことが多いところです。緊張してしまったり、不安な気持ちがあったりするとジャンプが失敗してしまうことが多いです。そこを大学の間に克服したいです」
――高校時代で一番記憶に残っている大会はどの大会ですか。
「高校三年生のインターハイです」
――どうして記憶に残っているのですか。
「最後のインターハイだったからです。演技前の6分間練習では、今までに感じたことがないほど調子が悪かったのですが、本番はうまくジャンプがはまり、FS(フリースケーティング)を行うことができました。ジャンプがうまくいかなくても、試合の時にどうすればうまくできるのかを知れたことが嬉しかったので、記憶に残っています」
――具体的にどういうことをすればうまくいきましたか。
「吹っ切れたというか、頭の中の悪いイメージを捨てて、いいイメージを持っていこうと気持ちを切り替えました」
――一番良かった大会はどの大会ですか。
「高校1年生のときの西日本ジュニアです」
――どうしてですか。
「SP(ショートプログラム)が終わった時点では全日本ジュニア出場圏内ではなかったのですが、FSをほぼノーミスで演技をすることができたので全日本ジュニアに行くことができたからです」
――逆に一番うまくいかなかったなという大会はどの大会ですか。
「高校2年生の時のインターハイです」
――どういう失敗をしたのですか。
「ケガをしていたというのもあるのですが、自分の順位が学校の順位に影響するというチーム戦のようなものが初めてだったので、自分の失敗が学校に迷惑をかけてしまうと思うと緊張してうまくいきませんでした」
――昨年、コロナの影響はありましたか。
「4月、5月の2カ月間氷の上に立てませんでした。その間は陸上でトレーニングをしたり、走りに行ったりしました。6月に練習を再開したときは感覚がすぐ戻るか不安でしたが、思っていたより早く元の状態に戻ることができたので、私はそこまで困らなかったです」
――自粛期間は長かったと思うのですが、気持ちは切れませんでしたか。
「切れませんでした。名古屋の時の先生がzoomでトレーニングを開催してくださって、1人ではなくチームのみんなでトレーニングをするのが楽しかったからです。周りが頑張っていると自分も頑張らないと、と思えました」
[堀純菜]
♥堀見 華那(ほりみ・はな)商1、愛知みずほ大瑞穂、157センチ
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