
(17)新進気鋭〜ルーキー特集2021〜 佐藤大地「国立競技場のピッチに立ちたい」
新世代、ここに見参。新しくラグビー部の門をたたいた23人の若人たち。近い将来、1月の国立競技場に歓喜の声をとどろかせることだろう。本企画では、そんな彼らに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。5月20日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第12回は佐藤大地(法1=国学院栃木)のインタビューをお送りします。
――明大に進学した理由を教えてください。
「高校ではいい結果を残せなかったので、大学では日本一を目指したくて、明大に進学しました。(明大の印象は)FWが強く、他のチームは試合中きついときに膝に手を突いて疲れたそぶりを見せますが、明大は疲れた姿を見せないでずっと強い気持ちでプレーしていることがかっこいいです」
――ポジジョンはどこを考えていますか。
「今はロックをやっています、あとはフランカーもやるつもりです。自分はボールキャリーとラインアウト、空中戦が得意です。ただフィットネスが、大学の80分間の試合に耐えられるほどではないので、そこを今から向上して、強くしていきたいです」
――国学院栃木高のラグビー部で得たことはありますか。
「高校の練習がとてもきつくて、個々の気持ちの強み、少し疲れていても負けたりしない気持ちを学びました。あとは仲間の大切さ、つらいときに近くにいるチームの仲間の人たちが励ましてくれて、自分も励まして、みんなで協力して強くなれました。自分だけではこなせないところをみんなでこなせるようになったところは勉強になりました。(印象深いことは)1年生の頃、近くにある大平山という山をみんなで何回も走らされたことはつらかったですけど、いい練習だったと思います(笑)」
――1年生の雰囲気はいかがですか。
「みんなで準備も協力し合って、仲が悪いところはなく、いい雰囲気でできています。まだそこまで全員と話せていないですけど、青木大輔(法1=明大中野)は学部が同じなので仲良くなっています。授業が心配な部分もありますが、いろいろ教えてもらうことが多いです」
――目標とする選手はいますか。
「自分はあまり選手が分からなくて、家族ですけど、佐藤優奈(東京山九フェニックス)が目標です。ラグビーでも15人制女子日本代表にもなっているので、身近ですけど、お姉ちゃんが目標です」
――大学生活はいかがですか。
「授業自体が少なくて、クラスの人と関わる機会も少ないので心配です。授業も録画配信が多いので、あまり大学生になったという実感は湧かないです(笑)。外に遊びに行くことも緊急事態宣言の影響で、制限もあるので難しいです」
――最後に今後の目標を教えてください。
「春季では、メンバーに選ばれるプレーヤーではないので、まずはB戦、練習試合でアピールをして着々と上のチームに行きたいです。4年間では、絶対に紫紺のジャージーを着て、必ず国立競技場のピッチに立ちたいです」
――ありがとうございました。
[田中佑太]
◆佐藤 大地(さとう・だいち)法1、国学院栃木高、183センチ・93キロ
オフの日はゆっくり過ごすのが好き。「オフは大体寝ています(笑)」
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