
(14)新進気鋭~ルーキー特集2021~ 金勇哲「下級生からメンバーに食い込む」
新世代、ここに見参。新しくラグビー部の門をたたいた23人の若人たち。近い将来、1月の国立競技場に歓喜の声をとどろかせることだろう。本企画では、そんな彼らに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。5月20日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第9回は金勇哲(営1=大阪朝鮮)のインタビューをお送りします。(この取材は5月13日に行われたものです)
――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
「小学生の時に花園で戦う大阪朝鮮の試合を見て、かっこいいと思いラグビーを始めました」
――高校時代を振り返っていかがですか。
「いろいろきついこともありましたが、とても充実していてあっという間の3年間でした。特に3年生の時は一瞬だったような気がします」
――高校時代の試合で一番印象に残っている試合を教えてください。
「花園準々決勝の流経大柏戦が印象に残っています。僕らは今まで負けが続いていたこともあって、接戦になると最後は絶対に負けてしまうということがありました。その中で1年間やり続けてきたことが実って、勝ち切ることができたのがとても印象深いです」
――明大に進学を決めた理由を教えてください。
「高校時代に大学ラグビーを見て、明治がかっこいいなと思っていました。そこで監督さんから声を掛けていただいたので進学を決めました」
――日々の練習で意識していきたいことはありますか。
「僕はまだ実力が足りていないので、練習以外の部分でも努力していきたいと思います」
――寮生活はいかがですか。
「先輩方から優しくしていただいて、とてもいい環境で練習させていただいています」
――大学の授業はいかがですか。
「高校の時から授業時間が100分に変わってつらいです(笑)。対面のときは特に眠いです」
――強みと今後の課題を教えてください。
「得意なプレーはタックルです。高校時代はナンバーエイトでしたが、大学ではポジション変更をしてフッカーになりました。分からないことがたくさんあり、とても難しいです」
――最後に意気込みをお願いします。
「下級生からメンバーに食い込んで、最終的には大学選手権で優勝したいです」
――ありがとうございました。
[宇野萌香]
◆金 勇哲(きむ・よんちょる)営1、大阪朝鮮高、174センチ・95キロ
金曜日は1限が体育。その後授業が2つ続くため「ほぼ寝てしまいます(笑)」
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