(14)新進気鋭~ルーキー特集2021~ 金勇哲「下級生からメンバーに食い込む」

2021.05.28

 新世代、ここに見参。新しくラグビー部の門をたたいた23人の若人たち。近い将来、1月の国立競技場に歓喜の声をとどろかせることだろう。本企画では、そんな彼らに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。5月20日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)

 

 第9回は金勇哲(営1=大阪朝鮮)のインタビューをお送りします。(この取材は5月13日に行われたものです)

 

――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。

 「小学生の時に花園で戦う大阪朝鮮の試合を見て、かっこいいと思いラグビーを始めました」

 

――高校時代を振り返っていかがですか。

 「いろいろきついこともありましたが、とても充実していてあっという間の3年間でした。特に3年生の時は一瞬だったような気がします」

 

――高校時代の試合で一番印象に残っている試合を教えてください。

 「花園準々決勝の流経大柏戦が印象に残っています。僕らは今まで負けが続いていたこともあって、接戦になると最後は絶対に負けてしまうということがありました。その中で1年間やり続けてきたことが実って、勝ち切ることができたのがとても印象深いです」

 

――明大に進学を決めた理由を教えてください。

 「高校時代に大学ラグビーを見て、明治がかっこいいなと思っていました。そこで監督さんから声を掛けていただいたので進学を決めました」 

 

――日々の練習で意識していきたいことはありますか。

 「僕はまだ実力が足りていないので、練習以外の部分でも努力していきたいと思います」

 

――寮生活はいかがですか。

 「先輩方から優しくしていただいて、とてもいい環境で練習させていただいています」

 

――大学の授業はいかがですか。

 「高校の時から授業時間が100分に変わってつらいです(笑)。対面のときは特に眠いです」

 

――強みと今後の課題を教えてください。

 「得意なプレーはタックルです。高校時代はナンバーエイトでしたが、大学ではポジション変更をしてフッカーになりました。分からないことがたくさんあり、とても難しいです」

 

――最後に意気込みをお願いします。

 「下級生からメンバーに食い込んで、最終的には大学選手権で優勝したいです」

 

――ありがとうございました。

[宇野萌香]

 

◆金 勇哲(きむ・よんちょる)営1、大阪朝鮮高、174センチ・95キロ

 金曜日は1限が体育。その後授業が2つ続くため「ほぼ寝てしまいます(笑)」