
(19)関東インカレ事後インタビュー⑥/鈴木聖人、加藤大誠、富田峻平
有言実行の大会となった。短距離、長距離、競歩全ての部門で団結して挑んだ関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)。出場したほとんどの種目で入賞者を出し、最終的には2部全体の2位で念願の1部復帰を果たした。前期の大舞台はこれで終わるものの、選手たちは勝負の駅伝シーズンに向けたさらなる挑戦が続く。
今回はレース終了直後のインタビューをお届けする。(この取材は5月20日~23日に電話で行われたものです)
鈴木聖人(政経4=水城)
――1万メートルでは手嶋さん(杏丞・情コミ4=宮崎日大)と入賞でしたがいかがでしたか。
「2位集団で手嶋とMのマークをしっかり映せて2人で切磋琢磨(せっさたくま)するレース展開を見せられたことは本当に他大のチームや明治大学を応援してくれるファンの皆さまに『明治も強いんだぞ』ということを見せられたと感じます」
――今日(5月23日)の5000メートルの順位は満足というよりは悔しい結果でしたか。
「留学生には負けたくはないですが、留学生は力があるので負けるのは悔しいですけど、負けたのはしょうがないかなと思います。やはりどうしても日本人トップでゴールすることによって自分の力の強さを見せられるいい試合だと思ったのですが、なかなか1万も5000も同じ選手に負けてしまって、うれしいですけど心の底から喜べない部分があってうれしさと悔しさの両方あるような感じですね」
――2種目で入賞し、明大1部昇格に貢献できたと思います。そのことについてはいかがですか。
「長距離で点数を取るのはなかなか難しいです、2部は留学生も多くて。その中で走る前に目標としていた入賞、2種目入賞することができて長距離として稼げたのは良かったかなと思っています」
――関東インカレを踏まえて今後に向けて調整していきたいことはありますか。
「いろいろな大学の強い選手とやる中で結果はしっかり残せてきているので自分の強さを少しずつ見せつけることができて他大の選手にも。今後、ある程度走れているプラスで最後日本人トップで帰ってこられるような強い選手になれるように、駅伝ではその強さが大切になってくるのでその強さを磨きたいなと思っています」
――ありがとうございました。
加藤大誠(営3=鹿児島実)
――今日(5月23日)のレースを振り返ってみていかがですか。
「今日のレースは非常に悔しい結果となりました。やはり聖人さんとトミー(富田峻平・営3=八千代松陰)両方とも入賞しているので、その中で入賞できずに20位に終わったことは本当に力不足だなと感じます。またレースまでの持っていき方や日頃の練習などをもっと見直さないといけない部分が多いのかなと感じました」
――昨日(5月22日)までの明大の活躍はご自身の中で刺激になりましたか。
「はい、かなり刺激になりましたね。やはり1万メートルで2人入賞して長距離、中距離で言えば近藤亨(商3=愛知県私立愛知)が入賞してくれて本当にいい流れがずっと続いてきているなという印象はありました」
――これから試合に出てレース勘を磨いていきたいといった感じでしょうか。
「レース勘を磨くというのもあるのですが、根本的に何かを変えないと、今の僕の中の流れというのを変えることができないので、もっと何か色々やっていかないといけないなというのは考えています」
――ありがとうございました。
富田
――今日(5月23日)のレースを振り返っていかがでしょうか。
「今日のレース自体は目標とした順位を意識したレースを最後まで行うことができたので、あと点を取るということにも最低限絡むことができたので、そこそこ良かったのではないかなと思います」
――レースが始まる前は1部昇格を争っていたと思いますが、5000メートルのチームで何とかポイントを取ろうというのはありましたか。
「1部昇格ということもそうですし、最低限自分は点を取るためにエントリーしていますので、1点でも多くというのは変わらず気持ちとして持っていました」
――中盤から終盤にかけて日本人先頭争いから脱落した後も粘りの走りを見せていましたが、そのあたりはご自身粘ったという気持ちはあったりしますか。
「やはり苦しくなってからが大切だというふうに考えていましたので、苦しいところで休んだりですとか、妥協しないレースをしようと後半は走りました」
――外国人選手にも勝っての入賞ということで、ある程度の手応えを感じていますか。
「自分自身、留学生選手ですとか他校のエースがそろっている中で入賞することができたというのは自分自身ものすごく自信になりますし、もっと上位の選手に食らいついていこうという大きな目標ができたといいますか、レベルアップしているなというのは確認できた試合になりましたね」
――ありがとうございました。
[競走部担当一同]
※写真は明大競走部提供
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