(10)新進気鋭〜ルーキー特集2021〜 春日悠平「チームに貢献できるような選手に」

2021.05.24

 新世代、ここに見参。新しくラグビー部の門をたたいた23人の若人たち。近い将来、1月の国立競技場に歓喜の声をとどろかせることだろう。本企画では、そんな彼らに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。5月20日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)

 

 第5回は春日悠平(政経1=明大中野)のインタビューをお送りします。(この取材は5月11日に行われたものです)


 

――明大に進学した理由を教えてください。

 「昔、両親が早明戦に連れていってくれて、その際に紫紺のジャージーがかっこいいと思いました。明大中野に進学したのも、明大でラグビーをしたかったからです」

 

――高校時代で印象に残っている試合はありますか。

 「高校2年生の時に関東大会のGブロックで優勝したのですが、それが高校時代唯一の優勝でした。Gブロックですがトップになれたことがとてもうれしかったです。仲間とやってきた厳しい練習などが無駄じゃなかったのだと、間違いじゃなかったのだと思いました」

 

――試合以外で思い出に残っているエピソードはありますか。

 「練習後に、土砂降りの雨の中でチームの仲間とビューティフル・トライ選手権という、ヘッドスライディングをしてトライするということをやりました。グラウンドがびちょびちょなので、スライディングをすると水しぶきが上がったりするのですが、ふざけ合いながらやっていました」

 

――実際に明大に入ってみていかがですか。

 「付属校出身なので、全国から来たスポーツ推薦の選手たちよりも劣っている部分はあります。しかし、先輩たちも含めて仲間がとても優しく、その環境の中で切磋琢磨(せっさたくま)していこうという心境です」

 

――仲の良い同期を教えてください。

 「付属校で一緒だった青木大輔(法1=明大中野)と山本文士郎(営1=明大中野)はもともと仲が良いです。入部してから仲良くなったのは、大崎哲仁(政経1=国学院久我山)くんや稲村心(文1=新潟工)くんです。でも、みんなと仲が良いです」

 

――目標とするOBはいらっしゃいますか。

 「箸本龍雅(令3商卒・現サントリーサンゴリアス)さんです。FWですごく体が大きい選手なのに、細かいステップで相手を抜いていくというところが本当にすごいなと思っています。自分とスタイルが似ているなと思うところもあるので、体は全然違いますが、目標の選手は箸本龍雅さんです」

 

――4年間の目標をお願いします。

 「この4年間でチームに貢献できるような選手になりたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[堀之内萌乃]

 

◆春日 悠平(かすが・ゆうへい)政経1、明大中野高、178センチ・87キロ

最近ハマっていることは自炊。同期4人で買い出しに行き、塩焼きそばを作ったそう