
(10)関東インカレ直前インタビュー⑨/加藤大誠、富田峻平
春季トラックレースの大舞台が2年ぶりに復活する。今年度で節目の100回目を迎えた関東学生陸上競技対校選手権(以下、関東インカレ)。昨年度は新型コロナウイルスの影響で10月に延期されたが、今年度は例年通り5月に開催される。コロナ禍はいまだに続くものの、明大では多くの選手がトラックレースで実力を伸ばしている。念願の1部復活に向け、チーム一丸となって本戦を戦い抜く。
本特集では、関東インカレに臨む31人の選手の声をお届けする。
第9回は長距離部門・加藤大誠(営3=鹿児島実)、富田峻平(法3=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は5月15日、16日に電話で行われたものです)
加藤
ーー現在のコンディションについて教えてください。
「今のコンディションは、割といい感じで練習もまあまあ積めている状態なので、いいパフォーマンスができるのではないかと思っています」
ーー先日の法大競技会では手嶋選手(杏丞・情コミ4=宮崎日大)、鈴木選手(聖人・政経4=水城)と一緒に走られたと思いますが、刺激になりましたか。
「まさかあそこまでの差がつくとは思ってはいなかったので、2人がゴールした時に僕は半分近く手前にいたので。そういう部分ではあの時からの悔しさはすごくありますね」
ーーご自身の走りの強みを教えてください。
「僕の走りはだいぶラストで上げられるようになったことですかね。今5000メートルに特化しているので、練習自体が短いので、何が強みと言われてパッと出てくるものはないのですが、昨年度よりもある程度スピードがついて、いい感じになってきているのではないかと思います」
ーー初めて出場される関東インカレが無観客となってしまったことはどうでしょうか。
「無観客というのはこのご時世なのでしょうがないのですが、その分いろいろな応援メッセージなどを頂くので、その分もっとSNSなどいろいろなところでいい報告ができるように、元気を与えられるように頑張っていきたいと思っています」
ーー関東インカレに向けての意気込みをお願いします。
「関東インカレは明大としては1部昇格を一番大きな目標として狙っているので、そこに少しでも自分が力になれるように、ポイントを絶対に獲得してチームの昇格に向けて貢献していきたいと思います」
富田
ーー5000メートルに出場されることに関してどのようにお考えですか。
「自分自身、やはり5000メートルが一番得意かなと思っていますので、一番得意な種目で挑戦する機会を得られたというのはとてもうれしいことなので、精いっぱい頑張ろうと思っています」
ーー他大学の速い選手も多く出場されますが、その辺りはいかがでしょうか。
「やはり自分よりも速い人ですとか、高いレベルのレースに場慣れしている選手も多くいますので、そういった人には気後れしないように常に順位の方を意識してレースを進めていこうと思っています」
ーー同学年の加藤選手も同じ5000メートルですが、何かお話はされましたか。
「レースに向けて特別何かどうしようとかはないのですが、意識していますし、やはり負けたくないなという思いを多分向こうも持ってくれているのではないかなと思います」
ーー練習の中で監督やコーチとお話をされたことはありますか。
「最近ですとやはりラストスパートでの切り返しなどに課題を感じていまして。あとは苦しいところで粘るところがおろそかになってしまっているので、そういったところが自分の課題というのは監督からも常々言われていますね」
ーー関東インカレへの意気込みをお願いします。
「速いだけではなく強い明大の一員として得点としても貢献ができるように精いっぱい順位を意識して走ろうと思っています」
ーーありがとうございました。
[競走部担当一同]
※写真は明大競走部提供
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