
(89)「同期と4年間やれたことが一番嬉しい」箸本龍雅主将 全国大学選手権終了後インタビュー
本連載最後の特集は、田中澄憲監督、箸本龍雅主将(商4=東福岡)による大学選手権後インタビュー。激動のシーズンに終止符が打たれた今、それぞれが口にする思いとは――。
本日は箸本主将のインタビューをお送りします。
(この取材は1月2日に行ったものです)
――試合の振り返りをお願いします。
「相手の速いテンポでアタックをされて、明治がペナルティをしてしまって、自陣に入られてを繰り返しました。それで相手に得点を重ねられたことが試合全体の敗因だと感じています」
――最後はスクラムを選びました。
「FWで拘りたかったので、チーム全員でスクラムを選択しました。最後は出し切るしかないと感じてプレーしていました」
――整列の場面では一番早く動いていたのは主将としての意識ですか。
「そうです。落ち込んだ姿を応援してくださっている方々に見せるのは僕自身嫌だったので、最後まで自分らしくということであの行動をしました」
――3月の取材では、プレッシャーは感じないと仰っていましたが、改めて主将を終えていかがですか。
「始まった時はコロナ期間で感じていませんでしたが、キャプテンをやりながら大変なこととか辛いことがたくさん出てきました。キャプテンってやっぱり大変だなと感じて、キャプテンの難しさを痛感した1年になりました」
ーー明大での4年間はいかがでしたか。
「自分を成長させてくれた場所であるし、同期に恵まれて、同期と4年間やれたことが一番嬉しくて、その中で明治としてラグビーをやらせてもらえて、人間的に成長させてもらったので感謝の気持ちで一杯です」
――来年度のチームに期待することはありますか。
「今年は若いメンバーがたくさん試合を経験しているので、引っ張る選手はたくさん残っていると思います。バックローも4年生が多く抜けますけど、ロックも大きくて良い選手がいます。BKも多く残るのでまた持ち味の違ったチームになるのではないかなと思います」
――次の目標を教えてください。
「まずトップリーグ1年目から出ることです。(日本代表については)逆にトップリーグに1年目から出られないと自分の中で日本代表は厳しいと感じています。まず日本代表になるステップアップの一歩がそこだと思っています。この先壁にぶつかるし、いろいろな課題や伸ばすべきところが見つかると思いますけど、成長し続けたいなと思います」
――ファンの方へのメッセージをお願いします。
「本当に4年間たくさんの応援、大学の中でも明治のファンの方の応援が1番大きかったと思いますし、自分たちの力になったと思います。4年間いろいろな人に支えられてここまで頑張ってこられたのでファンの皆様には感謝しています。個人的には、またこれからどんどん成長して、活躍している姿を見せられるように努力していきたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします。4年間応援ありがとうございました」
ーーありがとうございました。
[田中佑太]
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