(15)すかいきっずでボッチャ! 初のオンラインとオフラインの融合ボッチャイベントで成功を収める

 12月4日、すかいきっずでボッチャ体験会を実施した。今イベントは、明大スポーツ新聞部と明治大学公認ボランティアサークル・LINKsとの共同で行った。新型コロナウイルスの感染拡大に留意し、明スポはそれぞれの家などからオンラインで、LINKsは現地からオフラインで参加。異例の形を取りつつも、子どもたちにボッチャを4ゲーム楽しんでいただいた。

 

すかいきっずとは

 複合福祉施設「K F J多摩」4階にある児童館。健全な遊びを通して互いを尊重しあい、想像力を広げ、経験できる場としての子どもたちのこころの育みを支援している

広々とした会場(写真提供:すかいきっず)

 

LINKsとは

 大学公認のボランティアサークルで、子ども・高齢者・環境・復興支援をテーマにさまざまな分野で活動している。2019年度スマートライフスタイル大賞で優秀賞の実績がある。今イベントにご好意で協賛してくださった

 

【参加メンバー】

<明大スポーツ新聞部>

下神大生(営2=済美平成中教校)、金井遥香(情コミ1=大船)、堀之内萌乃(文1=実践女子学園)

 

<LINKs>

池拓光(理工4)、池田新太郎(理工2)、布川朝陽(農2)

 

※今イベントは感染対策ガイドラインに則り、大学の認可を受け新型コロナ感染対策を徹底した上で行いました

 

 昨年度から行われてきたボッチャ体験会の続きとなる今イベント。新型コロナの流行により開催が危ぶまれる中「なんとしてでもボッチャを広めたい」という部員一同の思いのもと企画された。カギとなったのは公認ボランティアサークル・LINKsとのコラボだ。明スポが出向いてイベントを開催することができない中、LINKsが現地で全てを取り仕切ってくださった。オンラインとオフラインの融合で難点だったのが「双方向でコミュニケーションを取ること」(下神)。一方的な会話にならないように配慮することに苦しんだ。それでもLINKsがスクリーン上にいる明スポ部員と子どもたちをつないでくれたことでスムーズなコミュニケーションの展開に成功。家からでもボッチャの楽しさを伝えることを可能にした。

 

 ボッチャ初体験の子も経験者の子も入り混じっての今大会。初めての子も「ボールを投げるのが楽しい」(小学2年生女子)と第1ゲームから大盛り上がりの様子を見せた。

白いジャックボールを狙って投球

 

 第4ゲームはまさに“白熱の一戦”だった。第1投、先攻の子がジャックボールをコート手前に配置。すると狙いやすくなったこともあり、みんなが狙った通りの位置に投球する。終わってみれば、数センチメートル差の争いを披露した。「近いところに投げるときは優しく。遠いところに投げるときは強く投げるように工夫した」(小学2年生女子)。たった4試合でボッチャの極意を習得。子どもたちの成長スピードに舌を巻いた。

 

 子どもたちに楽しんでもらえるようにルールも簡易版にした。通常ジャックボールから遠い方の色のチームがボールを投げるが、今回は交互に投球。さらに、1チームにつき6球という公式ルールから一人につき2球にすることでみんなに平等に体験してもらえるように。ルールを単純にすることで子どもたちのプレーへの興味をかき立てることができた。

 

 今イベントでオンライン企画への活路を見いだせた。「最初はオンラインでやることに不安があったが、子どもたちがたくさん喜んでくれてよかった」(金井)。場所の壁を超えても、子どもたちにボッチャの楽しさを伝えることに成功。今後への大きな収穫となった。ただし、現地で取り仕切ってくれる人の存在も必要不可欠。オフラインにいる人の重要性がこれまで以上に増してくることは間違いない。今後も明スポはボッチャの普及活動や大会出場を続ける。今回の収穫と課題を生かし、次回のイベントにつなげていく。

 

[下神大生]

 

参加者の声

・負けたけど楽しかった。次は勝ちたい(小学2年生女子)

・ボッチャは初めてやった。(ジャック)ボールの近いところに投げるのが難しい(小学2年生女子)

・楽しかったです。また次もやりたいです(小学2年生男子)

 ※サムネイル、写真2枚目はLINKs提供

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