
(43)新風~2020のルーキーたち~ 山本嶺二郎「(片倉と)4番、5番で試合に出ることは夢でもありますね」
今年度も次世代の紫紺を担う若者たちが入部した。創部100周年を3年後に控える明大ラグビー部。本企画では、100周年を最高学年で迎えるメモリアル世代、計24名のルーキーに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。7月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第23回は山本嶺二郎(法1=京都成章)のインタビューをお送りします。
――明大に進学した理由を教えてください。
「最初に丹羽政彦前監督にお声をかけていただき、田中澄憲現監督からもお誘いをいただきました。そこから興味を持ち始めて、明大のラグビーを見るようになりました。次第に好きになっていき入部することを決めました」
――入部前後を比較して、気持ちの変化などはありますか。
「高校時代に一度だけ練習を体験させていただく機会がありましたが、そのときはあまり参加できませんでした。でも迫力がすごかったのを覚えています。明大ラグビー部への印象は良い意味で変わっていません。大学選手権優勝をした実績と歴史がありますし、実際に入部してみたら規則の細かいところまでしっかりしていました」
――1年目がコロナの影響で思い描いていたものとは異なると思います。
「1年生から試合に出たいという思いがあったので、できなくなったのは残念です。練習もなかなかできていない状況なので、自粛期間が終わったらしっかりとついていけるようにしたいです」
――尊敬する選手はいらっしゃいますか。
「片倉康瑛選手(法4=明大中野)です。僕自身、ラインアウトが大好きで研究もよくしています。試合期間になると相手のラインアウトをずっと見たりしています(笑)。片倉さんのラインアウトの構成などは見ていて面白いですし、考え抜かれています。実際に4番、5番で試合に出ることは夢でもありますね」
――今後やり遂げたい目標はありますか。
「最終的な目標は大学選手権優勝です。今の4年生を超えて、1年生からしっかり試合に出て経験を積みたいなと思います」
――大学の授業はいかがですか。
「大学のことをあまり知らない状態でイレギュラーな状況になってしまったので、何をしたらいいかわからないのが正直なところです。先輩に聞いたり、たまたま同じクラスになったラグビー部の同期と一緒になんとかやっています」
――自粛期間は何をして過ごされていますか。
「麻雀を少し前に買ってもらったので、家族全員でやっています。父と釣りに行くことも好きなので、釣りや魚をさばく動画をよくみています」
[中村奈々]
◆山本 嶺二郎(やまもと・れいじろう)法1、京都成章高、191センチ・103キロ
高校時代は一つ下の後輩の本橋拓馬選手(京都成章高)と一緒に〝ツインタワー〟と呼ばれていた
関連記事
RELATED ENTRIES