
(34)新風~2020のルーキーたち~ 西川賢哉「悔いがあるからこそ次へ」
今年度も次世代の紫紺を担う若者たちが入部した。3年後に創部100周年の明大ラグビー部。本企画では、100周年を最高学年で迎えるメモリアル世代、計24名のルーキーに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。7月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第14回は西川賢哉(政経1=桐蔭学園)のインタビューをお送りします。
ーー明治に進学した理由を教えてください。
「明治はレベルが高くて、基本プレーに忠実というイメージでした。そういったところでプレーしてみたかったというのと自分のお父さんが明治大学の卒業生で、明治大学に憧れていたというのもありました」
ーー桐蔭学園高を振り返っていかがですか。
「桐蔭ではいろいろなことを学びました。その中でも特に学んだことといえば、準備の大切さです。試合の前の日にノートに試合の最高目標と最低目標を書くことを高校ではやっていました。最高目標というのは、試合でできたら一番良いプレーで、例えばトライを1本決めるというのでもいいと思います。最低目標は、常に試合中にしておきたいことです。例えば、ハンズアップとかはすぐにできると思います。最高目標と最低目標を決めておくことで意識的にその目標を達成できます。大学でも、目標を意識することは続けていきたいです」
ーー桐蔭時代の一番きつい練習を教えてください。
「どんな練習もキツかったです。特に自分がキツかったのはVランと呼ばれるものです。グランドの端っこから端っこまでVの字に走ります。花園の前の期間とかは結構やっていました」
ーー花園優勝で感じたことはありますか。
「花園で優勝できたことは単純にうれしかったです。個人的に振り返ってみると、あまりいいプレーができなかったので、悔いが残っているという感じです。悔いがあるからこそ次へつなげていきたいと思います」
ーー参考にしたい先輩はいますか。
「同じ部屋の先輩でもある丸尾先輩です。自主的にウエートとか行ってたりしていて、自分も先輩を見習って積極的にウエートなど行きたいです。WTBという観点だったら石田吉平さんなども参考にしたいです」
ーーどんなプレーでアピールしていきたいですか。
「個人的にランプレーが得意なので、ランでアピールしていきたいです。WTBはボールをもらわないと始まらないので、声をだして自分をアピールしたり、ポジショニングなど細かいところを意識していきたいです」
ーー苦手なプレーはありますか。
「あまりキックとかは得意じゃないので、大学ではできるように、練習して使っていきたいです。あとは、監督からもありましたが、ハイパントキャッチをしっかりとできるようにしていきたいですね」
ーー4年間の意気込みをお願いします。
「自分が試合に出て、できる限りチームに貢献して、チームの勝利につながればと思います」
[内山嶺]
◆西川 賢哉(にしかわ・けんや)政経1、桐蔭学園、176センチ・83キロ
暇な時の時間の過ごし方は映画鑑賞。オンライン授業に関しては、「難しいものもありますけど、なんとかやっています(笑)」
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