
(33)新風~2020のルーキーたち~ 中山律希「ひたむきさを持ち続けたい」
今年度も次世代の紫紺を担う若者たちが入部した。3年後に創部100周年の明大ラグビー部。本企画では、100周年を最高学年で迎えるメモリアル世代、計24名のルーキーに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。7月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第13回は中山律希(政経1=天理)のインタビューをお送りします。
ーー明治に進学した理由を教えてください。
「日本一になりたかったからです。F Wにこだわりを持っているチームだと思うので、そこに行って、スタメン勝ち取って、日本一取ったら一番かっこいいと思ったからです」
ーー今季の目標を教えてください。
「4年のフロントローの先輩方が抜けて、上級生の先輩方にも強い先輩方がいると思うんですけど、最初は1年生らしく、勢いを見せてスタメンに食い込んでいけるように練習でアピールしていきたいです」
ーー天理高のラグビーで得たものを教えてください。
「F Wだったら、フラットラインのところとか、他の高校では真似できないことをやってきました。そういったところは自分の強みだと思っています。ディフェンスでは体張ることの大切さを学んだので、大学でも生かしていきたいです。あと精神的な面では、天理は寮生活だったり練習だったりが、かなり厳しくて、高校の3年間は誰よりもしんどいことやってきたと思います。大学でも厳しいことはあると思います。そこで高校の3年間を思い出して、前向きに粘り強く、壁を乗り越えていきたいなと思います」
ーー代の雰囲気はいかがでしょうか。
「なかなかレベルが高くて、フロントローで言えば為房とか床田とか能力高いですし、そこで争っていくとなるとかなり大変だと思います。でもそこを前向きに捉えて、自分が成長できる良い環境があるのかなと思って、お互い刺激しあって、良きライバルになれればなと思います」
ーー為房選手、床田選手にない自分の強みはどこにあると考えますか。
「二人とも自分とは違ってサイズが大きくて、特に身長は差がありますが、自分的にはP Rの中では足が速い方だと思っているので、P Rのような動きをしないところでアピールできたらなと思います。もちろんスクラムも頑張ります」
ーー尊敬したい先輩はいますか。
「去年キャプテンの武井選手です。自分と少し似ていて、背は低いながらもあんなに体強くて、器用なところがあって。自分もそのようなことができる選手になりたいなと思います」
ーー得意なプレーはありますか。
「走り込んでボールをもらって、ゲインすることです。自分たちがディフェンスの時に、相手のハーフのパスを読んで、詰めてタックルで足首を刈るなど、とにかくスピード感を持ってアタックもディフェンスもしていきたいです」
ーー日々の練習で意識したいことはありますか。
「同じ練習をやれば同じ分だけ成長していくと思います。先輩を見てもウエートなど自主練習をやっている先輩が多いです。自分はそのウエートとかの質を高めて、練習時間外で他の選手との差をつけたいと思います。有意義な時間を過ごせるように意識していきたいです」
ーー4年間でのテーマはありますか。
「大学4年間は『ひたむき』をテーマに頑張っていきたいです。ひたむきな姿勢というのは天理のラグビーから学びました。試合中、今タックル行きたくないなってところでも自分から率先してタックルを仕掛けにいく。そんなひたむきさを持ち続けていきたいです」
ーー4年間の意気込みをお願いします。
「日本一です。対抗戦、選手権共に優勝することです」
[内山嶺]
◆中山 律希(なかやま・りつき)政経1、天理高、169センチ・107キロ
好きなことはご飯を食べにいくこと。最近で1番の衝撃ニュースは女優の清野菜名が俳優の生田斗真と結婚したこと
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