(25)新風~2020のルーキーたち~ 榎本凜太郎「どのくらい自分の力が通用するのか」

2020.07.05

 今年度も次世代の紫紺を担う若者たちが入部した。創部100周年を3年後に控える明大ラグビー部。本企画では、100周年を最高学年で迎えるメモリアル世代、計24名のルーキーに電話取材を行い、それぞれが4年間に懸ける思いを伺った。7月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)

 

第5回は榎本凜太郎(営1=立命館慶祥)のインタビューをお送りします

 

――明治に進学した理由を教えてください。

 「ラグビーが強いというのが一番です。自分自身も強いチームでプレーしてどれくらい自分の力が通用するかを知りたかったというのもありました。また個人的な目標として会計士になりたいと思っていて、勉強もしっかりできる大学ということで明治に決めました」

 

――立命館慶祥高(南北海道)はどのようなチームでしたか。

 「うちの学校から明治に進学する人は少ないと思います。(どういった経緯で)指定校推薦があって、それが明治の経営学部でした。ちょうど学びたいこととマッチしていましたし、明治のラグビー部は一昨年優勝して、強い印象があったので。(高校時代)チームが強いという感じでは無かったですが、個人的に北海道選抜に1年生の頃から選出していただいて、全国レベルのラグビーが経験できたと思います。(チームの雰囲気)和気あいあいとしていましたね。しかし勉強もしっかりやらないといけない学校だったので、練習時間も他校に比べて短かった印象です」

 

――極真空手をやられていたとお聞きしました。

 「長い間では無かったんですけど、小学校4年生から中学2年生までの4、5年間です。昔は身体が太っていたので、痩せるために始めました。(ラグビーは)4歳からスクールでやっていました」

 

――寮での生活はいかがでしたか。

 「今は実家の方に戻ってきてはいるんですけど、2カ月くらい居させていただきました。ラグビー好きな人が多くて、話も弾みますし、すごい選手もすぐそばにたくさんいるので、私生活の面でも勉強になります。(大学での環境)高校とは全然違って、部活だと、サポート体制が万全でありがたいです。勉強面でも実践的なことが学べていると思います」

 

――よく交流のある同期はいらっしゃいますか。

 「名前を挙げれば、松本光貴(商1=明大中野八王子)君など明治の付属高出身の子たちとは交流が多いです。渡邊元隆(政経1=筑紫丘)君は一緒に明治のセレクションを受けていたのでよく話をしますね。(尊敬する先輩は)花村海斗(法4=名古屋)先輩です。指定校で同じ境遇からか、世話を焼いてもらっています。ポジションも一緒なので、プレー面でも勉強になることがたくさんあります」

 

――プレー面での武器は何ですか。

 「前に出て仕掛けて、オフロードすることです。あとはディフェンス、タックルが得意だとは思っています。(明治ではどのような練習を)1年生は主に基本的な動き、パスとかですね。タックルとかも同じメニューの1年生同士でやったりしています」

 

――最後に一言意気込みをお願いします。

 「目標は紫紺を着てプレーすることです。1年生のうちは身体づくりに専念して、段階的にステップアップしていきたいです」


[高智琉大朗]

 

◆榎本 凜太郎(えのもと・りんたろう)営1、立命館慶祥高、178センチ・83キロ

 ゲーム好きで最近は任天堂スウィッチのポケモンをやっているとのこと。先日発表された最新情報に「また熱が上がりました」