(12)ポジション徹底分析 センター編

2020.05.13

   計5回にわたってお送りする企画は「ポジション徹底分析」。本紙ラグビー担当が記録した過去のデータを基に、学生記者独自の視点からポジションごとの注目選手を特集していく。第4回はセンター編をお送りします。

<センター>

花園を沸かせたスターが混在するポジション。射場大輔(令2政経卒・現NTTドコモレッドハリケーンズ)の後継者は誰か。

学年 名前 出身校 身長・体重
4年 小幡将己 石見智翠館 181㌢・91㌔
  亀丸傑 明大中野 167㌢・72㌔
  齊藤大朗 桐蔭学園 180㌢・88㌔
  森勇登 東福岡 173㌢・83㌔
 3年  江藤良 報徳学園 181㌢・91㌔
  児玉樹 秋田工 192㌢・102㌔
  柳翔太 明大中野 169㌢・79㌔
  吉田幹 佐野日大 179㌢・92㌔
2年 熊澤百将 明大中野 176㌢・83㌔
  永友利玖 国学院久我山 177㌢・78㌔
  原口虎太郎 東福岡 181㌢・87㌔
  吉岡汰我 筑紫丘 172㌢・81㌔
1年 石塚勝己 桐蔭学園 182㌢・91㌔
  廣瀬雄也 東福岡 179㌢・90㌔
  柳田治久 明大中野 178㌢・88㌔

(引用:明治大学ラグビー部公式サイト 5月14日現在)

◆森勇登(政経4=東福岡)

◆森勇登データベース◆
大会名 試合数 出場時間 トライ数
2017関東大学春季大会 3 216分 0
 2017関東大学ジュニア選手権 4 266分 2
2017関東大学対抗戦 2 160分 1
2017全国大学選手権 2 62分 0
  2018関東大学春季大会 1 80分 1
2018関東大学対抗戦 7 549分 1
2018全国大学選手権 4 320分 0
2019関東大学対抗戦 7 550分 6
2019全国大学選手権 3 132分 0

1年次から試合経験も豊富なセンターの大黒柱。「自分が引っ張っていくように意識している」(森)。今年はリーダーにも選ばれ、プレー以外でもチームを引っ張るか。

◆小幡将己(文4=石見智翠館)

◆小幡将己データベース◆
大会名 試合数 出場時間 トライ数
2018関東大学ジュニア選手権 4 118分 1
   2018関東大学対抗戦 1 14分 1
   2019関東大学春季大会 3 134分 1
  2019関東大学ジュニア選手権 1 80分 0

高校2年時には、梅川太我(営4=石見智翠館)とともに石見智翠館を花園ベスト4に導いた立役者。持ち前のフィジカルでセンター争いに名乗りを上げる。

◆齊藤大朗(4=桐蔭学園)

◆齊藤大朗データベース◆
大会名 試合数 出場時間 トライ数
   2018関東大学春季大会 5 307分 1
   2018関東大学ジュニア選手権 3 112分 0
   2019関東大学ジュニア選手権 4 240分 4
   2019関東大学対抗戦 1 10分 0
   2019全国大学選手権 1 5分

昨年度はユニバーシアード日本代表に選出され、優勝に貢献。ジュニア戦では全試合スタメン出場(1試合はフルバックで出場)を果たした。圧倒的なランスキルで定位置を奪取できるか。                               

◆児玉樹(政経3=秋田工業)

◆児玉樹データベース◆
大会名 試合数 出場時間 トライ数
    2018関東大学春季大会 1 40分 0
2018関東大学ジュニア選手権 3 236分 2
     2018関東大学対抗戦   3 111分 0
     2018全国大学選手権 3 30分 0
     2019関東大学春季大会 4 273分 4
     2019関東大学対抗戦 3 53分 0
     2019全国大学選手権 3 113分   0 

大学生トップクラスの突破力を誇る超大型センター。昨年度はインパクトプレーヤーとして活躍。3年目の今年はスタメン定着を目指す。

◆原口虎太郎(商2=東福岡)

◆原口虎太郎データベース◆
大会名 試合数 出場時間 トライ数
2019関東大学ジュニア選手権 2 120分 0

昨年度はジュニア戦やB戦を中心に経験を積んだ。夏の天理大A戦でもリザーブ入りするなど期待の高さがうかがえる。ルーキーの廣瀬雄也(商1=東福岡)とは高校時代にセンターでコンビを組んでいた。

◆廣瀬雄也

公式戦記録なし

東福岡で主将、U-17(17歳以下)日本代表の主将経験もある大型ルーキー。センターだけでなく、スタンドオフもマルチにこなす。田中澄憲監督が「パススピードが速く、キックの飛距離もあり、本当に楽しみ」と語る逸材。1年次から紫紺入りなるか。


≪総評≫ 

 2年連続で射場・森のコンビだった明大のセンター陣。射場が卒業したことでさらなる激戦区になることは間違いない。取り上げた6人のほかにも石川貴大(政経4=報徳学園)や江藤良(文3=報徳学園)など有力な選手は多数いる。誰が紫紺をつかみ取るのか、今年のセンター争いから目が離せない。   

                     

[田中佑太]


 次回は17日(日)バックスリー(ウイング、フルバック)編です。お楽しみに!