
(9)ポジション徹底分析 フロントロー編
計5回にわたってお送りする企画は「ポジション徹底分析」。本紙ラグビー担当が記録した過去のデータを基に、学生記者独自の視点からポジションごとの注目選手を特集する。第1回はフロントロー(プロップ、フッカー)編をお送りします。
<プロップ>
4学年合わせて16人が所属する激戦区
学年 | 名前 | 出身校 | 身長・体重 |
4年 | 遠藤孝一 | 国学院栃木 | 181㌢・110㌔ |
辻龍哉 | 流経大柏 | 183㌢・107㌔ | |
藤涼雅 | 常翔学園 | 173㌢・109㌔ | |
3年 | 田中隼斗 | 大分舞鶴 | 180㌢・102㌔ |
宮崎航瑠 | 札幌山の手 | 180㌢・106㌔ | |
村上慎 | 法政二 | 181㌢・112㌔ | |
山本耕生 | 桐蔭学園 | 173㌢・102㌔ | |
2年 | 大賀宗志 | 報徳学園 | 179㌢・106㌔ |
葛西拓斗 | 流経大柏 | 184㌢・105㌔ | |
倉田真 | 京都成章 | 178㌢・103㌔ | |
鈴木玲央 | 黒沢尻北 | 185㌢・110㌔ | |
中村公星 | 国学院栃木 | 183㌢・112㌔ | |
1年 | 為房慶次朗 | 常翔学園 | 180㌢・115㌔ |
床田淳貴 | 桐蔭学園 | 178㌢・110㌔ | |
中山律希 | 天理 | 169㌢・105㌔ | |
古田空 | 明大中野 | 178㌢・110㌔ |
(引用:明治大学ラグビー部公式サイト 5月4日現在)
◆山本耕生(商3=桐蔭学園)
◆山本耕生データベース◆ | |||
大会名 | 試合数 | 出場時間 | トライ数 |
2018関東大学春季大会 | 1 | 15分 | 0 |
2018関東大学ジュニア選手権 | 4 | 241分 | 0 |
2018関東大学対抗戦 | 4 | 50分 | 0 |
2019関東大学春季大会 | 4 | 158分 | 0 |
2019関東大学ジュニア選手権 | 4 | 254分 | 1 |
2019関東大学対抗戦 | 7 | 162分 | 1 |
2019全国大学選手権 | 2 | 10分 | 0 |
1年次、スクラムハーフ飯沼蓮(営3=日川)と並んで紫紺最速デビュー。
現フロントローの中では、公式戦出場数、出場時間ともに群を抜いている。
◆村上慎(商3=法政二)
◆村上慎データベース◆ | |||
大会名 | 試合数 | 出場時間 | トライ数 |
2018関東大学ジュニア選手権 | 2 | 90分 | 2 |
2019関東大学ジュニア選手権 | 4 | 233分 | 0 |
2019関東大学対抗戦 | 4 | 158分 | 0 |
昨年のジュニア選手権では、全4試合にスタメンで出場。関東大学対抗戦では、成蹊大、日体大、青学大戦で先発出場を果たすなど4試合に出場した。
◆大賀宗志(営2=報徳学園)
◆大賀宗志データベース◆ | |||
大会名 | 試合数 | 出場時間 | トライ数 |
2019関東大学ジュニア選手権 | 4 | 87分 | 1 |
2019関東大学対抗戦 | 4 | 51分 | 0 |
2019全国大学選手権 | 2 | 6分 | 0 |
ジュニア選手権最終戦・早大戦では逆転決勝トライを演出。1年生ながら大学選手権のピッチも経験した。
また、世代別の日本代表ジュニアジャパンに選出され、3月に行われたパシフィックチャレンジ2020トンガ戦でトライを決めた。
<フッカー>
武井日向前主将(令2商卒・現リコーブラックラムズ)の後継
学年 | 名前 | 出身校 | 身長・体重 |
4年 | 三好優作 | 松山聖陵 | 174㌢・97㌔ |
3年 | 田森海音 | 長崎北陽台 | 180㌢・100㌔ |
福田陸人 | 国学院栃木 | 174㌢・97㌔ | |
2年 | 紀伊遼平 | 桐蔭学園 | 173㌢・101㌔ |
1年 | 松下潤一郎 | 筑紫 | 172㌢・93㌔ |
渡邊元隆 | 筑紫丘 | 175㌢・95㌔ |
(引用:明治大学ラグビー部公式サイト 5月4日現在)
◆三好優作(文4=松山聖陵)
◆三好優作データベース◆ | |||
大会名 | 試合数 | 出場時間 | トライ数 |
2017関東大学ジュニア選手権 | 1 | 17分 | 1 |
2018関東大学ジュニア選手権 | 5 | 111分 | 2 |
2019関東大学春季大会 | 2 | 95分 | 2 |
2019関東大学ジュニア選手権 | 4 | 100分 | 0 |
2019関東大学対抗戦 | 1 | 40分 | 0 |
フッカー唯一の4年生。
昨年は武井、松岡賢太選手(令2商卒・現神戸製鋼コベルコスティーラーズ)に次ぐフッカーとして存在感を発揮。ジュニア戦を中心に長いプレー時間を経験している。
◆福田陸人(法3=国学院栃木)
◆福田陸人データベース◆ | |||
大会名 | 試合数 | 出場時間 | トライ数 |
2018関東大学ジュニア選手権 | 3 | 81分 | 0 |
公式戦経験こそ浅いがフランカー、ナンバーエイトもこなす逸材。
坂和樹選手(令2政経卒・現NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)が次期ナンバーエイト候補として箸本龍雅主将(商4=東福岡)の次に名前を挙げた。
◆紀伊遼平(営2=桐蔭学園)
公式戦記録なし
石井洋介選手(令2情コミ卒・現栗田工業ウォーターガッシュ)が「頭が回る」と期待。
12月に行われた練習試合の法大戦では40分間で2トライの活躍。
2019年度のTIDキャンプU-20(20歳以下)に選出。
≪総評≫
田中澄憲監督が「今年の明治の課題」と位置付けるフロントローのレギュラー争い。「今まで隠れていた選手が出てくる可能性は十分にある」(田中監督)。今季紫紺を背負うのは経験豊富な上級生か、それとも早咲きの新米ルーキーか。新生〝重戦車の核〟お披露目は、まだ少し時間がかかりそうだ。
[髙智琉大朗]
次回は8日(金)セカンドロー(ロック)、バックロー(フランカー、ナンバーエイト)編です。お楽しみに!
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