⑽「つーか、これからっしょ!」サッカー部 森下龍矢(文4=ジュビロ磐田U―18)
2019年度もあとわずか。今年度も明大体育会全46部からたくさんの選手たちが旅立ちの日を迎える。部活動にささげた大学4年間。その裏には、幾多のドラマがあった――。本企画では、そんな卒業生たちから生まれた数々の〝名言〟を紹介していく。
「つーか、これからっしょ!」
◆サッカー部 森下龍矢(文4=ジュビロ磐田U―18)
〝5冠〟を達成したサッカー部の合言葉。発端となったのは、チームの元気印・森下だった。「僕たちの代って、やられないと火がつかないタイプなんです(笑)」。
その色が最も濃く出たのが、くしくもシーズン最後の試合であるインカレ決勝・桐蔭横浜大戦でのことだった。スコアレスのまま延長戦に突入した直後、まさかの先制を許してしまった苦しい場面。そんな時に口をついて出たのが「つーか、これからっしょ!」。逆境になってこそ、イレブンの闘志はより一層、熱を帯びていく。あっという間に2点を奪い逆転すると、終了間際には森下のダイビングボレーでとどめ。不屈のマインドで、大学サッカーの頂をつかみ取った。
森下は2020年シーズンからJ1・サガン鳥栖へと加入。持ち前の明るい笑顔とキャラクターで、既にファンの心を鷲づかみにしている。さらに、2月21日に行われたリーグ開幕戦ではスタメン出場を果たすなど、着実にスター街道をまい進中だ。8月の内定インタビューの際には「W杯で世界一を取ることが目標」と言い切った〝本気好青年〟。どれだけ大きな夢でも、森下ならきっと、笑って叶えてしまいそうだ。
[高野順平]
※〝名言〟連載は本日をもって終了です。短い期間でしたがご愛読ありがとうございました。弊部では4月1日に新入生歓迎号を発行します。是非お手に取ってご覧ください。来年度も「明大スポーツ」をよろしくお願いします。
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