
⑻「自分たちにスポットライトを当ててくれる人たちがいるから、僕たちは輝ける」ラグビー部安部耕平(法4=大分舞鶴)
2019年度もあとわずか。今年度も明大体育会全46部からたくさんの選手たちが旅立ちの日を迎える。部活動にささげた大学4年間。その裏には、幾多のドラマがあった――。本企画では、そんな卒業生たちから生まれた数々の〝名言〟を紹介していく。
「自分たちにスポットライトを当ててくれる人たちがいるから、僕たちは輝ける」
◆ラグビー部 安部耕平(法4=大分舞鶴)
大学選手権終了後のコメント。4年生の1年間は1度もAチームで出場できなかった安部にとって、悩みに悩んだ時間だった。「本当につらかった」。日々の朝練、ハードな練習メニュー、選手層という分厚い壁を前に何度も心は折れかけた。それでも「自分が出たいだけじゃダメ」。たとえ出場機会が無くても最上級生として、最後まで自身の役割を全う。Aチームで派手に活躍しているチームメイトがいる中、安部は誰よりも声を出し、下からチームを支えていた。そのような人間にしっかりとライトを当てる。私たち明スポの存在意義、活動している意味はこの言葉に集約されている。
卒業後は一般就職の道を進む。「ラグビーも仕事も大事なのは人間性」。苦悩の果てにたどり着いた、勝敗以上に大切なこと。18年間のラグビー生活そのものが、何よりもかけがえのない人生の財産だ。
[上松凜助]
≪番外編≫
◆剣道部・藤﨑薫子(営4=島原)
「試合が終わったとき、幸せだなぁと思いましたね」
◆硬式野球部・清水頌太(政経4=春日部共栄)
「何がなんでも先頭打者として塁に出てやる」
※本企画は23日までの10日間、連日連載いたします。明日もお楽しみに!
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