
(62)日本学生氷上競技選手権 演技後インタビュー 女子FS 樋口新葉
男子団体4位、女子団体優勝で幕を閉じたインカレ。初めてのインカレを終え、その気持ちを伺った。今回はFS(フリースケーティング)演技後の樋口新葉(商1=開智日本橋学園)のコメントをお届けします。
――演技を振り返っていかがですか。
「3つ失敗をしてしまい、全日本選手権とは違う緊張感で、インカレの方が緊張した感じがしました」
――監督からも緊張したかと声を掛けられていましたが。
「本当に緊張していたので、これもいい経験かなと思います。全日本が良かっただけに悔しいです」
――今後はどのようなことに取り組まれますか。
「次の大会まであと1カ月あるので、今回見つかった課題と全日本ではスピンのレベルが足りていなかったことが多かったので、そこを中心に失敗をしないような練習をしていきたいと思います」
――初めてのインカレで緊張感はありましたか。
「同期3人でインカレに出たので、プレッシャーが大きく、失敗してはいけない空気感が大きかったのです。自分一人だけの試合ではないので、緊張につながっていたと思いますし、それを客観的に見て直すことができなかったので、焦る方向に行ってしまったと思います」
――SP(ショートプログラム)との違いはどのような部分でしたか。
「とにかくパンクしないことを心がけていましたけれど、やはり試合で緊張してパンクして、少し力が入ってしまいました。氷の感覚を最後までつかめずに終わってしまったと思います」
――試合前に1年生だけで話はされましたか。
「特にはしていないですけれど、個人競技の中で一人一人の点数が大切になってくるので、そこは自分にしかわからない部分があるので、うまい具合に集中を合わせてきたつもりでしたけれど、うまく合わせられませんでした」
――2020年のスタートはいかがでしたか。
「いい経験にもなりましたし、悔しい経験をしてから奮起するタイプだと思うので、本当に悔しかったので、四大陸選手権や世界選手権につなげられればと思います」
――周りからの応援はいかがですか。
「スピードスケートの人も応援してくださって、本当に学校全体で応援してくれているのが伝わってきたので、より一層頑張らないとと思いましたが、それで力みすぎたのかなと思います」
――4年生の演技を見て感じたことはありますか。
「最後の大会に懸けてきた思いが伝わってきますし、どの選手を見ていても違った感動があり、世界で戦う選手も出られていますし、その中で違った輝きがあると思います」
――学生選手として1年間を振り返っていかがですか。
「自分は学生として今シーズンは結果を出せなかったので、来年また悔しい気持ちをぶつけたいと思いますけれど、下から来る選手にも負けないようにしたいです」
――学生選手としての来年の目標は何でしょうか。
「学校の授業も試合で行けないことやできなかったこともあったので、そこをカバーできるようにしていきたいです」
[大西健太]
関連記事
RELATED ENTRIES