
(15)日本学生氷上競技選手権・3位決定戦後インタビュー 京谷充洋
DF京谷充洋(政経4=北海道清水)
――今の心境をお願いします。
「寂しいです。試合終わったとき、涙が出ました。自然と出ました。なんか、うるっと来ました。終わったという寂しい涙ですかね」
――4年生全員でリンクに立った時間はどんな時間でしたか。
「長かったですね、30秒くらいでしたけど。チャンスも2回くらいあって大護(瀧本・法4=駒大苫小牧)が決めたらもっと良かったです。誰も病欠とかケガをしなくて、みんなで立てて良かったです。みんなそれなりに頑張ったと思います」
――今試合はどんな試合でしたか。
「最初、1点入れて1―0で勝ちたかったです。でも、最後宮田(佳成・法4=白樺学園)が入れてくれたので、こっちもうれしかったです。あいつはああいうキャラなので最後入れられて良かったなと思います」
――自身もスコアチャンスがありました。
「あったんですけど、そういう運命でした」
――今大会はどんな大会になりましたか。
「先輩に頼っていたのかなと思い知らされました。4年生は難しいです。声を掛けてくれる人がいないと、頼っていたなと思います」
――同期の皆さんとの思い出は。
「いろいろありますね、本当に。これから同期旅行とかあるので遊びたいと思います。沖縄に行きます。なんか最初ラスベガス行こうみたいな話をしていたんですけど、さすがにやめて沖縄にしました。楽しみます」
――同期への思いを教えてください。
「磯部(裕次郎・政経4=武修館)は中学校から一緒なので、見た感じの人です。僕らは喋らなくても全然大丈夫です。喋るときつくて、無言でいられます。中学から変わってないですね。向こうも僕のこと変わってないと言うと思うんですけど、お互い変わっていないです。涼希(池田・政経4=北海)はとりあえずエースでした。走ったらプロより速いので頼っていました。あれだけ足速くて上手い人がいたら、同じチームで良かったです。宮田も見た感じの人で、いいキャラしていて、ああやって頑張ってきたから最後入れられたんじゃないですかね。そういう神様からのプレゼントだと思います。将希(田中・文4=武修館)はあんまりアイスタイムとか少なかったと思うんですけど、腐らずに。大護もですけどここまで一緒にやれたので、ありがとうと言いたいです。仲は普通で、うまくそれぞれキャラがあってかみ合ったのかなと。いじりとかもあるので」
――どんな4年間でしたか。
「早い早いと言われていて、本当に早かったです。あのユニホームを着て、試合をすることがないので寂しいです。最高のユニホームです。大学で一番です。あれほど格好いいチームはないですね。1年生入ったときからですね。セカンドジャージーもないし、ユニホームは1着しかありません。それが王者という感じで、手を広げたらMになるじゃないですか。格好良かったですね」
――楽しかったですか。
「楽しかったです。こんなに緩くて自由で強い大学ないんじゃないですか。こんなチームは日本探しても他にないと思います」
――ここまでのホッケー人生はいかがでしたか。
「先輩がみんな上手くて圧倒されて、パス出したら決めてくれるような人たちで、成長させてくれました。各大学のスタイルがある中で、そのスタイルにさせてくれました。高校のときと僕のタイプは似ているんですけど、明治が合っていたのかなと思います」
――ここまで頑張れた理由を教えてください。
「一番は自分のためですけど、親とかじいちゃん、ばあちゃんですかね。僕のじいちゃん、ばあちゃんは昔クレインズの寮でご飯を作っていた人なんですよ。じいちゃんが『お前がプロになっているとこ見てぇな』と何年か前に言われて、大学入る前なんですけど多分。プロ決まったんですけど、じいちゃんがガンでそんな長くないらしいので、僕も頑張るのでじいちゃんも頑張ってほしいです。見てもらえるかどうかは分からないんですけど、その舞台には立てるのかなと思います」
――これからどんな人生にしたいですか。
「まだまだホッケー続けるので、後輩たちからも『あの人頑張ってるな』と思われるようにしっかり頑張りたいです。そんな人になりたいです。(唯一無二のプレイヤー?)ああいう人もいたなと思ってくれたらうれしいですね」
――明大に入って良かったですか。
「良かったです、本当に。最高でした」
――ありがとうございました。
[福永智隆]
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