(59)全日本選手権 演技後インタビュー 男子FS、アイスダンスFD

 熱戦が続いた全日本選手権。男子シングルからは山隈太一朗(営1=芦屋国際)がFS(フリースケーティング)に出場。アイスダンスからは嶋崎大暉(商4=明大中野)がFD(フリーダンス)を披露した。演技後の山隈、嶋崎のコメントをお届けします。

 

山隈

――演技を終えていかがですか。

「できることはやれたと思います。そこは抜きにしてSPよりは雰囲気を感じながら楽しく滑れたので、とにかく今できることはやったかなという感じです」

 

――SPからどのように立て直しましたか。

「とにかくすごく考えてしまったので、シンプルに考えようとしました。練習でも考えすぎずなるようになると考えて、身体の力を抜いてやれたのでそこは良かったかなと思います」

 

――手を振り返しているファンもいました。

「もうすごく嬉しかったです」

 

――2度目の全日本はSPとFSを通してどう昨年と違いましたか。

「考えすぎる部分がすごく多くて。とにかく色々と考えてしまいました。邪念と言ったらあれですけれども、そういうものがありました。そこが良くなかったかなと思いました」

 

――上位になりたいという気持ちが大きかったですか。

「結果を気にしないようにしていたのですが、やはり心のどこかに気にしてしまった自分がいて、それが悪い方向に向かってしまいました。苦い思い出です。今の点数も伸び悩んでいるので厳しいものを突きつけられてる感じがして、そこはやっぱり仕方ないです。辛い全日本だったなと思います」

 

――明大ジャージを着ての全日本でした。

「学校を背負って出るのが夢だったので、その夢が叶ったので嬉しいです」

 

 

嶋崎

――本日の演技を振り返っていかがでしたか。

 「悔しいという言葉が最初に出てきます。もう全日本に向けて練習して技術も上げてきたのですが、この大きな舞台でミスしてしまって、練習の甘さというか、もっとやれたのかなと思うので悔しいです」

 

――今日の出来はどのくらいでしたか。

 「個人的には40くらいだと思います。一つ一つのエレメンツもそうですし、滑り一つ一つというのももっと大きくダイナミックに、中から外に出すようにというのは普段からやっていることなので、それを今回出せなかったのは悔しいです」

 

――本日は緊張などがありましたか。

 「あまり飲まれてしまったというのはなく、SPと同じようにお客さまと一緒に楽しむというのはできたのですが、1個目のミスの後から外に向けてというか、自分たちの中で技を一つ一つこなすという風になってしまい、魅せる演技ができなかったことが心残りです」

 

[中澤美月]