
(44)箱根直前特集③ 山本佑樹駅伝監督インタビュー
箱根まで残りわずか。夏以降、箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会と奮闘が光った下級生。エース・阿部弘輝主将(政経4=学校法人石川)ら4年生も、最後の舞台に向けてこのままではいられない。チーム一丸となり、5年ぶりシード権をつかみ取る。
今特集では、箱根に向けた座談会の模様や14日に行われた合同取材での選手コメントなどなど全24回にわたりお届けします!
第3回は山本佑樹駅伝監督のインタビューです。(この取材は12月14日に行われたものです)
山本駅伝監督
――今のチームの状況はいかがですか。
「今のところチームはそろって練習はできているので、順調にはきているのかなと。あとは細かいところで体調を上げることができればいけると思います」
――記録挑戦会において多くの選手が自己記録を更新しました。どのような練習を中心に行いましたか。
「予選会に向けて走り込みを続けてきたので、記録会はしっかりトラック仕様の自己ベストが出るような流れの練習をして、1万もトータルで実践的な練習のイメージでやってました」
――レースプランについてはいつも通り前の方でレースを進めて往路で逃げ切るという形でしょうか。
「今年は1、2区あたりがかなりハイペースになるんじゃないかなと思っているので、正直そこは多少の出遅れは仕方がないかなというのはあるんですけど、グループのいくつか、先頭争いや3、4番手、7、8番手というのがあるのでその中に入ってくることが大事かなと思います」
――昨年のチームと今年のチームで雰囲気など、変化を感じる部分はありますか。
「もともと大人しめのチームではあるんですけど、3年生、1年生あたりが思い切ってやってくれて、そこで上級生が引っ張られるような感じで。4年生も面倒見がいいので、走りの勢いは下級生があるけれども、普段の私生活とか落ち着いてどっしり構えてるのは4年生ができてたって感じるので、そういった意味でバランスがいいと思います」
――シードを取る、そのためにどう戦いたいですか。
「1、2、3の流れが重要なので往路に調子のいい選手を置くということと、上りに自信を持った選手を置くというのが大事で、往路が終わった時点でシード圏内にいるっていうところが第一段階、それがクリアできれば6、7区の選手にもそこそこの選手をつぎ込めばあとはしのぐレースでシード権争いになると思うので。ただシード権をねらう大学は非常に多いので、我慢比べという感じはしています」
――ありがとうございました。
[垣内萌恵]
箱根駅伝まで、あと11日。
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