
田中監督インタビュー 「危機感がチーム成長の材料に」
–ここまでの対抗戦を振り返って
「W杯の影響で例年とは違うスケジュールになり、難しさがありましたが、ここまで全勝できているので順調だと思います。特に帝京戦に関しては、40―17というゲームを展開できるとは想像していませんでした。やるべきことをすれば結果も出ることを改めて気付かされ、自信につながりました。」
–対抗戦期間で変化は
「ジュニア戦で帝京大に0―61と大敗を喫したのはチームにとってすごく大きかったです。チーム全体で危機感が芽生えました。しっかりそこを反省したことが、さらにチームを成長させるきっかけになりました。」
–武井主将はどのような選手ですか
「プレー面では素早く次のリアクションに移れることが彼の強みです。主将としての姿勢に良い点があります。みんなが信頼しているので、文句のつけようがない選手です。」
–早大の印象は
「FWが強くなったイメージです。昔から展開力や個々の能力は高かったですが、以前の強かった早大とは異なる強いチームを築いていると思います。その中でも齋藤(直人)は良い選手です。ストイックな感じがあり、プレーヤーとしてもパスさばきやテンポも良いです。」
–全勝対決です
「自分が大学でプレーしていた頃は全勝対決が当たり前だったので、懐かしい部分があります。ただ、全勝対決というよりは、対抗戦優勝が懸かったゲームです。強い早大に対してどうやってチャレンジするかが大事です。」
【聞き手・清水康佑】
◆田中澄憲(たなか・きよのり)平10文卒。昨年度、22年ぶり大学選手権優勝に導いた
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