
(9)「大一番に強い選手に」宮田佳成 インタビュー
実業団の廃部、国内リーグ発足など様々なニュースが飛び交い、革新のときにある日本アイスホッケー界。その中で大学王者として君臨し続けている明大。彼らが見ている景色とは。今回は、関東大学リーグ3連覇を狙う選手たちの心境を伺うとともに、自身のルーツや競技の魅力に迫った。第9回はFW宮田佳成(法4=白樺学園)のインタビューをお送りする。
(この取材は7月18日、11月17日に行われたものです)
――最上級生になってこれまでと違いましたか。
「違いますね。4年生になって、責任感が増しました。チームを引っ張るために、責任あるプレーをしないといけないです。昨年は、4年生におんぶにだっこだったので、4年生がいなくなって、自分たちの代になったら、そこで初めてあっこんな感じなんだと気づきました。本当に昨年は全部引っ張ってもらっていたんだなと実感しました。試合になったときに感じましたね」
――学生最後の一年間どう過ごしたいですか。
「ホッケー面はもう負けられないですし、最後の学生ホッケーは勝って終わりたいです。今できる遊びも全てしたいですし、あとは卒業することです」
――アイスホッケーとの出会いを教えてください。
「小学1年生からやっています。近所に兄の友達がいて、一緒にリンクに乗ってというのが始まりです。好きでずっとやっています。大学で最後になるので、完全燃焼で終わりたいです。やっているときは長く感じていましたけど、ここまできたら早かったと思います」
――アイスホッケーの魅力を教えてください。
「スポーツの中で一番おかしいと言われているスポーツで、激しいですし、攻守の切り替えも早いですし、チェンジも自由なのでそういうところが全部魅力です」
――高校時代からの変化はありますか。
「高校とは少し違うので、大学の方が気持ちが入ります。高校はがっちり縛られていて、大学は自由で自分たちでやらなければと思うので、大学の方が大変ですけどやりがいがあります。今年は特にあります」
――FWの魅力は何ですか。
「やっぱり点数を取ることだと思います。今までで一番うれしかった点数はないですね。全部うれしいです。今年魅せます。今年も、大一番に強い選手になります(笑)。たくさんの人に見てほしいですね。色んな人に「来てください」って言っています。大学の友達はそこそこいます。みんなに声掛けていて「行く行く!」と言ってくれているんですけど、まだ来たことないですね(笑)。見たら楽しいと思うのでみんなに来てほしいです」
――学生生活最後のリーグ戦も残り2試合です。
「4年間の最後の秋リーグで、集大成なので、自分を犠牲にして、チームのために何ができるのか考えてプレーして、チームを優勝に導きます」
――ありがとうございました。
[福永智隆、藤山由理]
◆宮田 佳成(みやた・かなる)法4、白樺学園、167センチ・70キロ
★応援に行こう★
大会名:関東大学リーグ戦
日付:11月23日(土)対中大 24日(日)対早大
場所:ダイドードリンコアイスアリーナ(西武新宿線東伏見駅、徒歩1分)
試合開始予定:10月23日(土)14:45~、24日(日)17:30~
宮田選手から一言
「ハードワークとコーナーの一対一で負けない強さを見てください」
関連記事
RELATED ENTRIES