
(7)「守るだけのDFは使えない」青山大基 インタビュー
実業団の廃部、国内リーグ発足など様々なニュースが飛び交い、革新のときにある日本アイスホッケー界。その中で大学王者として君臨し続けている明大。彼らが見ている景色とは。今回は、関東大学リーグ3連覇を狙う選手たちの心境を伺うとともに、自身のルーツや競技の魅力に迫った。第7回はDF青山大基(法2=釧路江南)のインタビューをお送りする。
(この取材は7月12日、11月17日に行われたものです)
――アイスホッケーを始めたきっかけを教えてください。
「スポーツ幼稚園に通っていて、そのときのスケート教室が楽しくて、小学校に入った時にお父さんに『ホッケー始めるわ』と言って、始めました」
――始めたときからDFだったのですか。
「物心ついたときから、とりあえず守っていました(笑)。守るのが好きで、みんなの後ろにいて守って、パック取ったら攻めていく。守るだけのDFでは使えないので、守って攻めるDFを目指しています」
――明大に進学した理由を教えてください。
「実は高校2年生のときに早大と迷って、早大の練習も参加していました。本当に迷って、でも高校の監督(村上裕幸氏・平5法卒)が明大出身で『俺の後輩になるから』と言われて、スター選手も沢山いて、その人たちとホッケーできたらおもしろいなと。ホッケーやるなら明大だなと思って決めました」
――1年目を振り返っていかがですか。
「常勝明治だなと思いました。負けはあったんですけど、それは最後優勝して過程に変わったので、すごいなと思います。勝つ味を覚えました。覚えたからこそまた優勝したいなと思います」
――影響を受けた先輩はいますか。
「府中さん(祐也氏・平31商卒)ですかね。ずる賢くて、周りに色々言う感じではないですけど、時より的確に指示して、かつ自分でも点を決めてしまう、気迫がすごかったです」
――同期のDF三浦大輝(法2=駒大苫小牧)選手やDF廣田恵吾(営2=北海道清水)選手のことを意識しますか。
「自分にはないものを彼ら2人は持っていると思いますし、落ち着いたプレーとか、攻撃参加も結構しますし、そういう面で負けたくないなと思います」
――改めて春を振り返っていかがですか。
「昨年に比べて明大は落ちたみたいな印象が周りからもあった中で、昨年と同じような個々のスキルを生かしたホッケーをやっていたら、負けたので、勝つためのチームホッケーを最初からやっていればよかったなと思います」
――秋リーグも残り2試合です。
「リーグ戦が始まったころは、いまいち明大のホッケーができていないという印象がありました。でも試合を重ねるごとにチームとしてできあがってきたなと思います。勝ち負け問わず、今いいチームになってきていると思うので、この勢いで残り2戦勝てるように、1週間の練習で仕上げていきたいです」
――ありがとうございました。
[藤山由理、村川拓次]
◆青山 大基(あおやま・だいき)法2、釧路江南、172センチ・75キロ
★応援に行こう★
大会名:関東大学リーグ戦
日付:11月23日(土)対中大 24日(日)対早大
場所:ダイドードリンコアイスアリーナ(西武新宿線東伏見駅、徒歩1分)
試合開始予定:11月23日(土)14:45~、24日(日)17:30~
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