(11)サッカー×ラグビー主将対談/後期リーグ集中応援特集

2019.11.12

 関東大学1部リーグ戦では、第19節に5年ぶり3度目の優勝を果たし、第20節には歴代最多勝ち点記録を塗り替えたサッカー部。20戦18勝1分1敗とまさに破竹の勢いを誇る常勝軍団の集中応援日が11月16日に迫る。相手は早大と集中応援にふさわしい伝統の〝明早戦〟だ。本特集ではサッカー部・ラグビー部主将対談、明早サッカー部副将対談の全2回のインタビューを掲載します。

第1回は、佐藤亮主将(商4=FC東京U―18)と武井日向主将(商4=国学院栃木)のサッカー部・ラグビー部主将対談をお送りいたします。(この取材は10月22日に行われたものです)

 

――明大内での横のつながりをどう考えていますか。

武井:他の部活の色んな活躍は自分たちも刺激になります。サッカー部でいうと総理大臣杯連覇を成し遂げたことは、僕らも連覇を目標として掲げているので、かなり刺激になっていますね

佐藤亮:サッカー部はラグビー部と体育会の中で一番つながりがあるかなと思っています。野球部とかも活躍していますけど、同じグラウンドで練習していたり、学校でも友達がいたり、そういう部分を考えればサッカー部は一番ラグビー部から刺激を受けているなと感じます。去年ラグビー部さんが優勝した時も自分たちが優勝したかのように嬉しかったので、ラグビー部さんが優勝することは自分たちの励みにも感じていて、そこはお互いに刺激し合えるいい関係かなと思います

 

――それぞれお互いの部に対しての印象を教えてください。

武井:お互いに八幡山のグラウンドで朝練をしていて、いつも練習しているのを見ていますし、試合も八幡山グラウンドで行っている時は見ています。学校でもつながりはすごくあるので、お互いに刺激になっていると思います。これからもチェックしてしっかり僕たちも頑張らなければいけないなと感じています

佐藤亮:ラグビー部からは体育会としての刺激を受けますし、僕は天理大との練習試合も見たので、今ラグビーがブームになっていたりするので、その中に明治大学がいて大学ラグビー界をけん引していることは本当にすごいことだと思います。種目は違いますけど自分たちもそこに乗っていければいいと思っています。ラグビー部さんは同じ学部やそうでない人も仲が良く、接しやすくで、スポーツが強い部活は結構おらおらしがちだと思いますけど、その中でもラグビー部さんは愛嬌があるというか仲良くしてくれるので、自分も一般の学生に友達がなかなかいないので、ラグビー部とサッカー部はいい意味で関係性があると思います

 

――お2人の接点はこれまでにありましたか。

武井、佐藤亮:学部が一緒です。授業も一緒です

武井:1年生の頃から八幡山から自転車で行くので、サッカー部と一緒に登下校したりそういうところで交流はありました

佐藤亮:最初は結構怖かったですけどね(笑)。集団で帰ることは結構していたよね。でも話すようになったのは2、3年生からですね

 

――主将としての関係性をどう捉えていますか。

佐藤亮:主将主務会議やリーダーズキャンプに僕は行けなかったですけど、日向が試合に出ていたりする時に主将として引っ張って活躍しているのを見ると言葉を交わさなくても姿勢で見せていたりするなと思います。あとは結果を見てこういう組織で勝たせる主将だと感じていたので、もちろん話す時は結構話したりしますけど、話さなくても通じる部分はあると思います

武井:連覇を成し遂げているのが本当にすごいところだと思いますし、最前線で主将として引っ張っている姿は僕にとっても刺激になっています。お互いに刺激し合って引っ張っていけていると感じているので、話す時があればチームをまとめることなども話していければ、僕の考えもより広くなると思うので、こらから話していければと思います

 

――早大への両部活イメージを教えてください。

武井:本当に伝統の戦いとして、ただの試合ではなく、技術やそれ以上に意志の強さや他の力が非常に関係してくる、どちらが勝つか分からない試合だと思います。そういう意味ではすごく見応えもあると思いますし、一番負けてはいけない相手だと思うので、ラグビー部だけではなく明治大学としてプライドを持って戦う試合だと思います

佐藤亮:今年の早稲田のサッカー部はあまりうまくいっていない印象がありますけど、それでも去年は優勝していたりと伝統校です。既に2戦して2勝していますが、何回やっても自分たちが上からたたけるようなチームつくりをしなければならないです。いざ当日になったときの気迫は早稲田に持ってやらなければいけない部分なので、早稲田だからということもありますけど、自分たちがいいサッカーをしていい気持ちを持ってやれば負けることはないと思うので圧倒したいですね

 

――早大に対してどんな思いがありますか。

武井:優勝してもしなくても明早戦に懸ける思いは違った意味の試合です。対抗戦の一戦ですけど、伝統ある一戦で早稲田との試合は勝ち負けが全てだと思うので、そこはプライドを持っています。伝統もありファンの方々の応援が力になるので、ファンの皆さまの期待を背負いながらプライドを持って戦う試合だと思うので、絶対に負けられない戦いだと思います

佐藤亮:僕自身は元々大学選ぶ時に早稲田に行こうと思っていて、急きょ駄目になってしまったので、個人的には悔しい思いがありました。今となっては本当に明治に来て良かったなと思っていますが、少しだけ思い入れがあるので、試合の結果はもちろんですけど球際やワンプレーに気持ちを込めて絶対に自分が明治に来て良かったなと思えるサッカーを個人的にもしたいです。自分が結果を出して勝たせられれば一番いいと思うので、早稲田に関しては一番勝ちたい相手なので頑張りたいと思います

 

――早明戦への意気込み、お互いの応援メッセージをお願いします。

武井:明早戦はただのラグビーの試合ではなくて、大学と大学の誇りを懸けた戦いだと思います。実際に足を運んでいただくことが僕らの応援になると思うので、ぜひ見に来てほしいなと思っていて、その中でも感動を与えてしっかり勝っていい流れで全国大会に駒を進めたらと思っています。サッカー部も伝統校の一戦には変わりないと思います。自分たちのやってきたことをしっかり出せば勝てると思うので、今までの結果とやってきたことに自信を持って臨んでほしいと思います

佐藤亮:リーグ戦の一戦ですが、そこで既に優勝が決まっていたとしてもしっかりプライドを懸けて戦わなければならないです。あとは史上最高の勝ち点を取れるチャンスがあるのでまずはそこを成し遂げられるようにチーム一丸となって頑張りたいです。ラグビー部さんには早稲田をしっかり倒してもらって全国大会へのいい弾みになってもらって、またテレビで見られるように、今年は現地に見に行けるように自分たちも日程調整をしながら頑張りたいと思うので、強敵だと思いますけど、勝っていい弾みにしてもらえればと思います

 

――ありがとうございました。

 

◆佐藤  亮(さとう・りょう)商4、FC東京U―18、170センチ・63キロ

◆武井 日向(たけい・ひなた)商4、国学院栃木高、171センチ・98キロ

 

 次回は明早サッカー部副将対談をお送りします。

更新は11月14日です。お楽しみに!

 

[木田諒一朗]