
(27)箱根予選会 レース後コメント①(山本佑樹駅伝監督・阿部弘輝・三輪軌道)
第一関門は難なく突破した。手嶋杏丞(情コミ2=宮崎日大)が驚異の全体9位でゴール。新たな英雄の活躍もあって昨年度より一つ順位を上げ4位で箱根予選会通過を果たし、明大は61度目の箱根駅伝出場を決めた。
今回はレース後の選手たちのコメントを振り返っていく。(この取材は10月26日に行われたものです)
※小袖英人選手(政経3=八戸学院光星)については、体調不良によりレース後取材を行っていないため取り上げておりません。
山本佑樹駅伝監督
――4位という順位での箱根予選会通過、率直な感想をお願いします。
「正直4、5番で通れば、というのは思っていたので手堅くいけたかなというのはあるんですけど、ちょっと速いペースで入らせてしまったので、選手には負担にさせてしまったかなという感じがしています」
――良かった選手を挙げてください。
「やっぱり手嶋ですね。ただ彼には今日の走りでブレイクしてみんなに名前を覚えてもらうようにはしたいねと話していたので、そういった意味ではその通りの走りをしてくれたんじゃないかと思います」
――全日本駅伝が終わり、箱根駅伝まで準備していく中でどのようなチームにしていきたいですか。
「やっぱりこれから新しい戦力がどれだけ出てくるかだと思うので、本当にメンバー選考も競争してほしいなと。4年生の奮起と下級生の『俺らもやってやる』っていう、そこが合致すればいいのではと。それを一つにまとまったら結果になるんじゃないかと思います」
阿部弘輝主将(政経4=学校法人石川)
――今日のレースを外から見ていていかがでしたか。
「結構前半から攻めていたのですごく心配な部分があったんですけど、後半しっかり耐えたので、本当にチームとしては本来走るべき選手が走れなかったっていう取りこぼしはあるんですけど、ある意味手嶋のような中間層の選手が主力に割って入ってきたということは、チームにとってはすごくプラスなことです。チーム自体は足並みが全然そろっていないので、そういったことを含めると後輩たちがすごく頑張ってくれたかなと。この夏にしっかりやってきたことが後半の粘りにつながったのではないかなと感じます」
――コンディションはどれぐらいのところまで回復していますか。
「そうですね、まだ2割ぐらいですかね。全体を10としたら2割ぐらいしか回復してないので、ほぼ回復していないに近いです。でも、まだこれから2カ月あるので少しずつ、何割の状態で出られるっていうことはまだ断言することはできないですけど、箱根本戦に必ず合わせたいとは思っています」
――1週間後に全日本駅伝がありますが、そこで期待していることってありますか。
「本当はここでちょっと流れに乗りたかったというところはあるんですけど、ちょっと主力が思うようになかなか走れなかったと思うところはあります。そこはしっかり切り替えて、全日本駅伝にしっかりピークを合わすというところをやってきてほしいなというところはあります」
――本戦への意気込みをお願いします。
「全日本駅伝もシード権をしっかり取ることと、本戦でもシード権を獲得するためにこれから選手の厳しい競争率も上がってきますし、そこを耐えてしっかり本戦でシードを取れるように頑張っていきたいなと思っています」
三輪軌道(理工4=愛知県私立愛知)
ーー今日出走はなかったですが、何か経緯はありましたか。
「特に全日本駅伝走るから出ないということではなくて、調子のいい12人が選ばれたということなので自分では納得しています」
ーー合宿から1カ月が経ちましたが、そこから振り返って今の状態はいかがですか。
「1回調子がすごく上がったのですが、また下がったりしたりして、調子が安定していなくて、最近もう1回調子が上がってきたので、全日本駅伝前にピークまで持っていければいいなと思います」
――チームとして、阿部主将が今回も全日本駅伝もエントリーがない中で、まとめ役はどなたがされていましたか。
「走れていない中でも精神的支柱としてチームをまとめてくれていて、そこでチームもとてもまとまりがあって、4年生がいなくても新しい戦力で出てきた手嶋、金橋佳佑(政経2=札幌山の手)、長倉奨美(情コミ3=宮崎日大)がいて、層に厚みが出てきてすごくいい雰囲気だと思います」
[競走部担当一同]
第96回箱根駅伝まであと66日。
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