
丸山 明大勢16年ぶりの準優勝!
◆8・9~10全日本学生シングルス選手権(盛岡市立太田テニスコート他)▼❷丸山
インカレ最終日のシングルス決勝には、丸山主将(政経4)の姿があった。相手は早大の内本。小中高と共に全国制覇をした元ペア。敗れはしたが「最後は内本で良かった」。世代の先頭を走った2人が、充実の4年間に幕を下ろした。
9年間組んだペアを離れ、鳴り物入りで明大へ。当然狙うのは大学テニス界の頂。しかし、当時のチームはベスト16止まり。意識の違いから練習からも足が遠のく。2年次のダブルス日本一も「優勝した気がしない」。心から競技を楽しめない日々が続いた。そのため主将になると、すぐに部としての目標を明示。全員が同じ方向を向き日本一を目指すチームに変えた。その成果が春からの2度の早大撃破。楽しいだけではない。だからこそ、積み上げた勝利には価値があった。
楽しむ。その上で勝つ。その難しさを知った4年間は、きっと次への糧になる。「テニスは続ける。たぶん動けなくなるまで」。明大を日本一へ導いた英雄は、少し笑って宣言した。
【福田夏希】
※この紙面のご購入を希望される方はこちらからお申し込みください
関連記事
RELATED ENTRIES