
(25)関東大学対抗戦・日体大戦 試合後インタビュー
フッカー武井日向主将(商4=国学院栃木)
――大差で勝利を収めました。
「何点取ったというより、シャットアウトできたことが大きいと思っています。80分間集中力を切らさず、隙を見せずに戦えたことは良かったです」
――今試合、ご自身の達成度はいかがですか。
「今回のテーマは〝focus on detail〟でした。できていたところもありましたが、試合中きつい状況の中で細部にこだわれない部分が出てきたので、これから直していきたいです」
――これからW杯による休止期間を迎えます。
「この期間にレベルアップすることが本当に大事だと思うので、今までやってきたスタンダードを下げずに、日々〝真価〟していけるように選手主体となってやってきたいです」
ナンバーエイト坂和樹(政経4=明大中野八王子)
――攻戦一方の試合展開でした。
「相手が外国人チームということもあって、アタックさせないということにフォーカスしました。そういう部分では相手を抑えられたことで、相手のやりたいことをやらせなかった。自分たちがやりたいことができたということもあり、今回の結果に満足しています」
――今後の意気込みをお願いします。
「このワールドカップ期間というのが例年にはないので、これからのチーム作り、6週間という時間を大事にしていきたいです。また後半戦は慶応、帝京大、早稲田など強いチームと当たるので、しっかり勝つための準備をしたいと思います」
左ウイング山﨑洋之(法4=筑紫)
――0点に抑えました。
「どれだけ点差が開いてもノーサイドまで気を抜かない、勝ち続けることに意味があると思います。日向(ひなた・武井)を中心にみんなが気を引き締めていたので今日のような結果につながりました。そこは今日の収穫です」
――現在のチームの完成度についてどうお考えですか。
「70パーセントくらいですかね。日向のキャプテンシーが強く、4年もリーダー、最上級生として頑張っています。しかし、いつも頑張れているかというと、まだ言い切れない部分もありますし、下級生にしても全てついて来れているわけではないです。まだまだ突き詰められる部分、伸びしろがあります。そう考えると、個人的には統率力をもっと高めていきたいです」
左ロック片倉康瑛(法3=明大中野)
――試合を振り返っていかがですか。
「日体大は油断のできる相手ではなかったので、気を引き締めていきました。明治の強さが出てとても良い試合になったと思います。また、ラインアウトはしっかり研究して臨みました。一つ今までにないサインをされたので、それだけ取られてしまいましたが、継続して良いプレッシャーをかけられました」
――今シーズンは自分で運ぶシーンが多く見受けられます。
「春から澄憲さん(田中澄憲監督)とボールキャリーを練習してきました。澄憲さんがダミーを持って、レッグドライブをする練習です。僕が突破するというよりも、良い流れで僕に回ってきて走れているという感じですが、今までにはない形ではあります。最初はテンパってしまうこともありましたが、最近は抜けても周りを見て判断できるようになってきました。そこは少し自信がつきました」
右フランカー繁松哲大(政経3=札幌山の手)
――試合を振り返っていかがですか。
「テーマが〝focus on detail〟で細かいことを丁寧にプレーするということでした。ミスボールの反応であったり、ノックオンをしないことであったりを意識して、相手に隙を与えることなく、80分間プレーできたと思います。しっかり0点で抑えられたのは良かったです」
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「今日もノックオンをしてしまって、タックルもはずされてしまったので、後半戦に向けてもっと成長していきたいです。求められているのはタックルとタックルした後にボールを取り切るところなので、そこをしっかりやっていければ後半も継続して出られると思います」
右センター森勇登(政経3=東福岡)
――昨年度苦戦した日体大に勝利を収めました。
「外国人選手は警戒していました。去年は雨の影響でハンドリングエラーが多くて、失点してしまいました。しかし今回は天気にも恵まれ、思い切ったプレーができたと思います」
――今試合バックスで統一されたことはありますか。
「筑波大戦では不用意なキックが多かったので、そこを我慢してアタックする。そして継続するというのを意識していました。個人的に今回はそれを達成できたと思います」
――スタメンとリザーブの差が埋まってきているように思えます。
「誰が出ても同じクオリティー、もしくはそれ以上のクオリティーを出すことが求められています。最近、徐々にスタメンとリザーブの競争が熾烈(しれつ)になってきていると思います」
フルバック雲山弘貴(政経2=報徳学園)
――MOM(マンオブザマッチ)に選ばれました。
「味方を生かそうと考えながらプレーしていました。全部のプレーに絡んだわけではないですけど、MOMは取れて良かったです」
――キックシーンが少ない印象を受けました。
「日体大が一度フォワードを当てたあとに外にスペースが余るということを分析して知っていたので、外に回して組み立ててゲインをしようと言う話をしていました。僕はつなぐ役というわけではないですけど、ゲインできたので良かったです」
――対抗戦前半戦を振り返っていかがですか。
「夏合宿の慶応戦で挫折して、点を取られた後、自分たちの流れに乗れない時にどう対処するかということを筑波大、成蹊大戦の時に話し合いました。慶応戦後のミーティングを重ねられたことが対抗戦連勝の要因です」
関連記事
RELATED ENTRIES