(53)いよいよ夏休み! 春学期を振り返ろう対談 ~経営学部編Ⅴ~ 中野耀司×山隈太一朗
ゴールデンルーキーたちが入部して早4カ月余りが経った。慣れない環境でスケートと勉強の両立にも苦労しただろう。今回の対談企画ではそんな1年生と大学生活を知り尽くした4年生の学部ごとでの対談を行った。今回は経営学部の中野耀司(営4=横浜創英)と山隈太一朗(営1=芦屋国際)の対談をお送りする。
(この取材は7月31日に行われたものです)
――高校の時と比べて大学生活はいかがですか。
中:高校はしっかりと行っていた?
山:行っていました。高校はスケート部がなかったので、試合以外は行っておかないと卒業できなくなるのでまじめに行っていました。そう思うと大学は時間があるような気はします。1限がないので、朝が遅くなることや制服がないのは楽だと思います。
中:男ならまだいいよね。シャツと短パン履いていたらどうにかなります。女子は大変ですね。自分も高校の時はスケート部がなかったですけれど、先生が応援してくれていて、太一朗ほどは行ってなかったです。しっかりと朝練の表を出していて、優遇はしてくれていたと思います。高校と比べたら大学の方が人とのつながりが薄いです。高校は毎日同じ人と隣で話していました。大学では今はいないですけれど、1年生の時は上の3人と詩温(鎌田・商4=札幌一)とよく食堂でご飯を食べていて、学校に行くモチベーションになっていましたし、楽しかったです。本当に最高でした。キャンパスが変わる時がさみしかったです。
山:耀司くんの方がスケート部とのつながりが深いですよね。僕のところはみんな時間がばらばらすぎて昼ごはんは毎日食べる人が変わります。2限で同じだった人と食べるので毎日変わります。
中:でもそっちでもいいと思いますね。自分たちはもう決まった人たちがいました。それで言うと他の人と繋がりがあるのはいいよ。
――プライベートでお出かけはしますか。
山:僕は行かないです。こっちに来たばかりと言うのはありますが、東京は人が絶えないじゃないですか。なのに何でわざわざ人の多いところに行くのだという感覚になってきました(笑)。遊びに行ったのは2、3回です。
中:まず遊びに行く人がいなくない?全然違う世界に来ているよね。
山:あとはリンクが遠いので集合する場所もないです。
中:自分は遊びに行く回数は少ないと思いますけれど、ずっと地元なので小学校、中学校の友達とは会うことはあったりします。遠出は1日空いている日があまりないですし、周りの子たちも忙しいので頻繁にはできないです。
――夏休みの過ごし方を教えてください。
山:こんなにまとまった休みは今までなくて、合宿などの予定も入っていますけれど、スケート漬けでどっぷり浸かろうと思います。
中:一夏あればスケートに限らず、何かしら修得できると思います。去年は夏も頑張って全日本にはピークに持ってこられなかったのですが、その後の試合とか曲かけ練習などはあまり疲れなくなりました。その時に夏やったことは後から出てくるなと実感したので、もうスケートだけ頑張りたいです。
――改めて抱負をお願いします。
中:まずはブロックを通過することです(笑)。最後ですし、自分自身海外の試合に出たことがなくて、高校生の時から全日本規模の試合でいい成績を残したこともないですし、やり切った!ということもないです。昨年の東日本選手権でなど「そこで?」ということが多いです。練習でも出し切って全日本でも結果を残して、最後にあるユニバーシアードに少しでも引っかかるというのが個人的な目標です。明治としての目標は、上の3人が抜けてしまってさみしい気持ちもありますけれど、1年生に補ってくれる存在が出てきてくれたのでインカレ2連覇を目指します。アベック優勝できるように頑張ります。
山:個人の目標は4回転を決めて…
中:今4回転どうなの?
山:できそうです。この前はすごく惜しかったです。とりあえず4回転を跳んで、全日本でトップ6に入って、できれば表彰台に入って四大陸や世界選手権に出て2022年の北京五輪に向けて代表に入れるようになりたいです。世界に自分の名前を出して今の立場から一気にステップアップできる年にしたいです。明治としては初めてのインカレですし、大好きな耀司くんの最後の年で、1年しか被らなかったのがさみしいですけれど、耀司くんの最後のインカレで僕が個人優勝して大学1位になって、先輩の花道を飾りたいです。明治の選手が上位の名前を並べるようにします。
――ありがとうございました。
[中野拓土]
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