(44)いよいよ夏休み! 春学期を振り返ろう対談 ~商学部編Ⅰ~ 鎌田詩温×樋口新葉
ゴールデンルーキーたちが入部して早4カ月余りが経った。慣れない環境でスケートと勉強の両立にも苦労しただろう。今回の対談企画ではそんな1年生と大学生活を知り尽くした4年生の学部ごとでの対談を行った。今回は商学部の鎌田詩温(商4=札幌一)と樋口新葉(商1=開智日本橋学園)対談をお送りする。
(この取材は7月31日に行われたものです)
――まずはテスト期間を終えていかがですか。
樋口(以下:樋)詰んでいるなという感じです。
鎌田(以下:鎌)4年生になってサボってしまったという感じがあります。
樋:私は中学高校の6年間であまり学校に行けていなかった割には解けるなという感じのテストがありました。語学はおそらく100点を取れたかなと思います。
鎌:すごい優秀じゃん!
――英語は得意なのですか。
樋:得意という訳ではないですけれど、少し勉強したらできるかなという感じでした。
――英語のクラスのレベルは高いのでしょうか。
鎌:語学の種類は一般の人とは少し違いますね。
樋:一般のクラスよりかはまだ簡単です。範囲が広かったので、勉強するのは大変でしたけれど、テストは「広い範囲で出ないじゃん!」みたいな感じでした。
鎌:でも100点はすごい。
樋:ちょっとバカにしていますね(笑)。
鎌:してないって!
――鎌田さんも1年生の時に同じテストを受けられましたか。
鎌:同じようなテストは受けましたけれど、自分は100点なんて取れないです。僕は60点ぐらいでした。
――難しかった教科は何でしょうか。
樋:ミクロ経済のテストは難しかったです。
鎌:商学部はかなり難しい教科があって、その中で履修しなければいけない教科があったので、大変そうでした。でもとても頑張っていました、と上から物を言わせていただきます。
樋:あと私は暗記が苦手なので、社会思想史のテストは苦労しました。論述は自分の言葉でまとめられるので、そういう教科は良かったかなと思います。
――テストの数はどのくらいありましたか。
樋:昨日までテストはずっと続いていて、あまりレポートだけという教科が少なく、レポートとテストの両方ある教科が多かったので、テスト期間ほとんどにきっちり毎日2限ずつあり長かったです。
――授業は受けてみてどのように感じられますか。
樋:あまり日常生活に生かせないような授業が多いなという印象です。
鎌:それ言っちゃう(笑)。
樋:普段生活する中ではほとんど必要ないと思いますけれど、これから社会に出た時に生かせる授業はたくさんあると思います。
鎌:一人一人教授によって教え方も違いますし、例えば安倍政権を批判する教授もいれば、安倍政権は新しいと述べる教授もいて、賛否がある中で考えはいろいろあると思います。新葉も言っていましたけれど、これから使うかと言ったら、使わないことも多いです。社会思想史は今までの偉人の人の話を聞いて面白いと思うことはありますけれど、ただ難しすぎて何をやっているのかわからない時はほとんどです(笑)。
――楽しいなと思う授業は何でしょうか。
樋:私は哲学が最初は意味がわからなかったですけれど、本を読んでみるとかなり面白いことが書いてありました。授業にはあまり出られなかったですけれど、本を読んで授業の内容がわかり、ノートを見てもわかることがあったので、面白いと思いました。
鎌:哲学は面白いです。清水真木先生という東大の文学部を卒業していて面白い感じの先生です。
樋:レポートの文字の形の指定は厳しかったです。
鎌:そうそう。今年はレポートでしたけれど、僕の時はテストで、テストもいろいろ細かい決まりがありました。
樋:えー。
鎌:今年の課題は何だった?
樋:ソクラテスの文面の本を読んで、何ページから何ページと決まっていましたけれど、結構短かったので、理解はしやすかったです。それを読んで自分が思うソクラテスが言っている真実について書くみたいな感じで、結局は真実と言っている部分がたくさんありすぎて、わからなかったですけれど、自分なりに考えて書きました。
鎌:スケート選手で、ソクラテスを考えるのは新葉ちゃんくらいかな。僕の時は「人は何で生きているのか」という課題をやりました。結論は幸せのために生きているみたいな感じだったけれど、聞いていてすごい当たり前のこと言っていて、どういう時に幸せを感じるのか、例えばお金を使った時に幸せを感じるとか、本当に当たり前のことだけど、なんかその先生の話し方が面白くて印象に残っています。
樋:授業中に前から10列目までに座らなくてはならず、教科書代わりの本と筆記用具以外机に出してはいけないのは驚きました。
鎌:面白い先生です。
[大西健太]
続きは明日9日アップ予定です。
お楽しみに!
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