
(3)春季リーグ戦事後インタビュー 龍崎東寅
5月中旬に行われた春季関東学生1部リーグ戦。明大卓球部は数々の激戦を越えて、7戦全勝を達成し、春秋通じての最多優勝記録を47回に更新した。今回は、メンバー6人に優勝後のお気持ちを伺いました。 第3弾は、龍崎東寅(商3=帝京)のインタビューをお届けします(この取材は5月25日に行われたものです)。
――改めてリーグ戦を振り返っていかがでしたでしょうか。
「今年は昨年達成できなかったグランドスラムを目標にやってきて、その第一歩として春リーグ戦は絶対優勝しようと思っていました。それでしっかりと全勝優勝できて、自分としてもダブルスシングルス全勝で終えることができてよかったです」
――自身のベストゲームはどの試合ですか。
「ベストゲームというよりは、どの試合も負けられなくて全力だったので、本当に全試合がベストゲームですね。ダブルスは後半結構良かったので、早大戦、専大戦は特に良い試合ができたと思います。シングルスは良い試合というよりはとりあえず勝てて良かったという感じです」
――ダブルスでは積極的に声掛けを行っていました。
「昨年は先輩と組ませてもらって声を掛けてもらっていましたが、今回自分が上の立場になって、自分が先に気持ちが切れたら後輩の気持ちも切れてしまうので最後まで諦めないというのは本当に考えていました。もちろん自分のことで頭いっぱいになることもありましたが、今回は視野を広く、周りを見てできて良かったです。ボール入らなかったら『今練習でできてる中で一番いいよ』と、出だしも『声出していくぞ』『足動かしていくぞ』と声を掛けていました」
――専大戦のダブルスが印象的です。
「相手は全然自分たちより強い選手たちだったので、出だしから向かっていけました。出だしから後手に回ってしまうと相手も調子が上がってくるし怖くないので、少しリスクを負ってでも攻めた方が相手にとっても嫌だと思います。それで2―0と最初リードすることができたので、そこが勝てた大きな要因だと思います」
――エースとして迎えたリーグ戦でした。
「エースだからこそ勝つのが絶対だと思っています。みんなからしたら『取ってくれるだろう』と思っていると思うんですけど、自分からしたら簡単に勝てるわけではないし、きついし。でもやっぱりエースとしては勝つのが絶対なので一試合一試合全力でやりました。プレッシャーというよりは期待という感じで、楽しみでした。俺がチームを引っ張るんだと前向きに考えていました」
――プレーをする上での信条は。
「結構負けず嫌いな性格だと思っているので、諦めないというのは本当に意識していますね。1本でも多く返せば相手も焦るし、どんな不利な状況でもどんなにチャンスボールでも、とりあえず返せば相手がミスする可能性があるので、絶対食らいついて、相手のコートに絶対ねじ込むというのは意識しています」
――これが決まれば勝てるというプレーはありますか。
「やっぱりフォアハンドは自信があります。フォアハンドで攻めれてる展開だったらほぼミスはしない自信があるので、フォアハンドにつなげられたら絶対取れると思います」
――7月には団体インカレが控えます。
「もちろんインカレは優勝しかないと思っています。自分的にはインカレの方が好きなんですよ。日本一を決める大会ですし、立って応援できるのが好きで。5番までしかないからどの試合も大事ですし、強い選手しか出なくて強い選手と強い選手のガチンコ勝負みたいな感じになるので、そっちの方がおもしろいです。自分のシングルスとダブルスは本当に大事になってくると思っているので、昨年決勝で負けて悔しい思いをしたので今年は絶対決勝でも二つ取って優勝して昨年の雪辱を果たしたいです」
――ありがとうございました。
[福田夏希]
関連記事
RELATED ENTRIES