(37)関東学生選手権 演技後インタビュー 佐藤伊吹

 ゴールデンルーキーたちが堂々の大学デビューを飾った関東学生選手権。今回は演技終了後の佐藤伊吹(政経1=駒場学園)のインタビューをお伝えする。

 

――今日の演技を振り返っていかがですか。

 「3回転3回転の1つ目は良かったのですが、2つ目で軸が曲がって転んでしまい、そこは練習で完璧ではなかったので、それが試合で出てしまったと思います」

 

――5位入賞という結果についてはいかがですか。

 「5位に入賞できたのは良かったのですが、点数的には全然自分のベストを出せなかったので、もっと練習しなくてはいけないなという気持ちになりました」

 

――コンビネーションジャンプの失敗の後、上手く修正出来ていました。

 「失敗しても次のフリップの方がまだ自信があったので、落ち着いてやれば大丈夫だと思って滑りました」

 

――演技前に意識していたことはありましたか。

 「ループでいつも右手を振ってしまわないように先生からも注意されていたので、特にジャンプの注意点を考えていました」

 

――その注意点を踏まえた上で今日の良かった点は何ですか。

 「ジャンプを失敗してしまった後、崩れずにできたところが、気持ち的にも昨年度よりも自信を持ってできたと思います」

 

――衣装は昨年から持ち越しでしょうか。

 「はい。あの衣装は曲に合わせて衣装の方と先生とで考えてくれてくれたデザインなので、私自身も気に入っていて、来シーズンも使いたいと思っています」

 

――プログラムも昨年から持ち越しでしょうか。

 「はい。FS(フリースケーティング)を新しくし、SP(ショートプログラム)は同じプログラムでジャンプ以外のところにも力を入れられるようにもう1シーズン頑張りたいと思います」

 

――今の調子はいかがですか。

 「昨年度のインターハイが終わって靴を変えてから、ループの調子が良くない時が続いていました。その中でも最近は3回転3回転も練習では跳べていて、もう少し練習からノーミスを重ねられれば本番でも失敗にはつながらないので、そこを課題にやっていきたいと思います」

 

――明大の部員の応援は後押しになりましたか。

 「大きな歓声を受けて、大学として初めて出場したので応援してもらえたのはとても嬉しかったですし、明大の一員として貢献したいという気持ちになりました」

 

――自身の課題も含めて今後の意気込みをお願いします。

 「今回、回転不足のジャンプがあって、それをなくさないと技術点も上がってこないですし、昨年度の全日本選手権も経験してSPがとても大事だというのもわかったので、SPを重点的に完成度を上げられるようにシーズンに向けてたくさん練習したいと思います」

 

[加川遥稀]