(36)関東学生選手権 演技後インタビュー 鎌田詩温②

 ゴールデンルーキーたちが堂々の大学デビューを飾った関東学生選手権。今回は演技終了後の鎌田詩温(商4=札幌一)のインタビューをお伝えする。

 

――今年度新たに取り組むことはありますか。

 「3回転3回転のコンビネーションを習得して試合に入れていきたいです。ラストシーズンなので守りに入らずに、トリプルアクセルにも挑戦していきたいと思います。そのために韓国やカナダなど海外でも練習していきたいです。スケーティングの面では札幌五輪に出場し、西野友毬(平28政経卒)ちゃんのコーチをしていた樋口豊コーチに指導していただいていて、自分の強みをもっと生かして最終シーズンに勝ちにいけるものを身につけていきたいです」

 

――今年度初の団体としての大会ですが、手応えはいかがですか。

 「1年生だけではなく実力のある選手が上級生にもいて、それぞれが団体優勝するという意識を持ってやれた結果が今日の結果だと思います。手応えとしては男子も女子もこれからインカレ(日本学生氷上選手権)で優勝を目指してやっていけると思います」

 

­­――総合主将としての1年が始まりましたが、今のお気持ちはいかがですか。

 「総合主将としてみんなを引っ張っていきたいっていう気持ちはもちろんあります。今年度入ってきてくれた太一朗(山隈・営1=芦屋国際)や新葉(樋口・商1=開智日本橋学園)や他の選手たちにも、最高学年として今までの先輩が見せてきてくれたような形で最終シーズンが終えられたらいいと思います。そのために今の自分に何ができて何ができないのかを考えて、最後は背中で語れるようなシーズンでありたいです。自分は昨年度、佐上(凌・平31商卒)くんのインカレの演技を見てこの人についてきて良かったなと思うことができたので、そう思ってもらえるように明大の一員として頑張っていきたいです」

 

――個人としての今年の目標を教えてください。

 「1番の目標は全日本選手権出場です。全日本選手権に出場することで、応援してもらっている人やコーチ、スケートをさせてくれた家族に最大の恩返しができると思っています。あとはインカレに出場することや国体に出場することも目標です。最後の1年は自分が結果を出すこともそうですけれど、応援してくださっている人に対して感謝の気持ちを伝えられるシーズンにしたいと思います」

 

[中野拓土]