
ルーキー躍動でシーズン初戦快勝 東日本セブンズV3
昨年度、日本一を勝ち取った秩父宮で〝1冠目〟を手にした。新チーム初の公式戦となった東日本大学セブンズ。決勝では強豪・東海大を25―5で下し、3年連続で頂点に。大学選手権連覇へ向けて突き進む武井組にとって最高の船出となった。
◆4・14第20回東日本大学セブンズ(秩父宮ラグビー場)▼❶明治
勢いそのままに
王者の貫禄を見せつけた。帝京大との準決勝をラストワンプレーの逆転トライで制した明治。東海大との決勝では山﨑洋之(法4=筑紫)の自陣22メートルラインからの独走トライなど、計5トライを奪い快勝。「今シーズンのスローガン『真価』を遂行しようと臨んだ」(ゲームキャプテン山村知也・営4=報徳学園)。盤石な試合運びで3連覇を達成した。
新時代の紫紺を担う男が鮮烈デビューだ。石田吉平(文1=常翔学園)は高校3年次に、高校生として唯一セブンズ日本代表に選出された逸材。全4試合にスタメン出場し、計3トライを奪取。「イメージ通りにできていたし、通用していた」(石田)。憧れ続けた紫紺のジャージーで聖地を駆け回った。古傷の手術のため、人制でのデビューは秋以降となるが、無限の可能性を秘めたスピードスターにこれからも注目だ。
昨年度の関東大学対抗戦を4位で終えた明治は、今年度の春季大会はBグループからの出場。対戦経験の少ない大学との試合が続く一方で、早稲田や帝京大との招待試合は今年度も実施される。「自分たちのラグビーをして勝つ」(武井日向主将・商4=国学院栃木)。秋へ向け重要な試金石となる春。〝真価〟が問われるシーズンに選手たちは挑んでいく。
【上松凜助】
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