(28)中野耀司主将インタビュー 「インカレ男女アベック優勝」
いよいよ目前に迫った関東学生選手権。その新体制初となる公式戦を前に、今年度スケート部(フィギュア部門)の主将となった中野耀司主将(営4=横浜創英)のインタビューをお届けする。
(この取材は4月14日に行われたものです)
――就活との兼ね合いはいかがですか。
「自分はスケート関係の道に進めたらいいと考えていて、スケートの比率はかなり大きいです。今の時期は就活に集中する時期だと思いますが、自分はどちらかというとスケートに比重を置いています」
――スケートにずっと携わっていきたいですか。
「まだ確定はしていないのですが、小学校1年生の頃からずっとスケートをやってきて、15年近くやっているので感謝や恩を返していきたいと思っています。まだ何かとは明確には決めていないのですが、なんらかの形でスケートに携わりたいです」
――今年度で競技人生は最後になりますか。
「今年度で最後の予定です」
――ラストシーズンの目標は何でしょうか。
「残り1年しかないので、やり切ることがまずは目標です。これまで充実感のある練習をなかなかできていないので、試合前は少し不安になってしまうことがありました。最後の1年は全日本選手権に向けて詰まった練習、充実した練習をして、また氷の上以外のトレーニングでももっと自分を追い込んで、完全体の状況で挑みたいです」
――主将になられた経緯は何でしょうか。
「分からないです。『主将でお願いね』と言われて、『じゃあ頑張ります』という感じで決まりました。自分1人がというわけではなく、詩温(鎌田詩温・商4=札幌一)や嶋崎(大暉・商4=明大中野)くんと、みんなで一緒にチームメイトとして、全員でいいチームにしていけたらと思います」
――フィギュア部門をどのような部にしていきたいですか。
「意識の高い雰囲気のいいチームにしたいです。個人競技にはなりますけれど、それでも明治大学というチームなので、関カレ(関東学生選手権)や大学生の試合ではチーム感を持って臨みたいです。見えない団結力が一人一人の頭の中にあればいい雰囲気になるので、そのような雰囲気をつくっていきたいです」
――今年度の1年生はとても頼もしいですが。
「実力ある選手が入ってきてくれました。実力もとても高いですし、高い成績を残している人たちが入ってきているので、それを生かせる環境をつくり、いいところを潰さないように自分たちがサポートはもちろん、引っ張っていく気持ちも持って、練習や試合をやっていければチーム力につながると思います」
――主将としての意気込みをお願いします。
「昨年度のインカレ(日本学生氷上選手権)で優勝できて、正直SP(ショートプログラム)の時は団体順位が4位でみんな諦めかけていて、少し厳しいかという話になっていました。しかしFS(フリースケーティング)で全員がいい演技をして、優勝という形になったのは一人一人の責任感や団結力で勝てたと思っています。今年度は上の4年生がみんな抜けてしまって少し寂しいですが、それでも優勝を狙える実力の人たちはいます。前回は棚からぼた餅のような危なげのある優勝だったので、2連覇はもちろんですけれど、やっぱり明治かと思わせる演技をSP、FSの2日間でやりたいです。女子もレベルの高い選手がそろっているので、アベック男女優勝できたら、これ以上ないと思います」
[大西健太]
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