
(2)新人インタビュー 齋藤龍二×鈴木竜弥×田中駿平【後編】
第2回は齋藤龍二(農1=羽黒)、鈴木竜弥(法1=東北)、田中駿平(営1=上宮)の男子ルーキー3人の対談インタビューの後編をお届けします(この取材は4月6日に行われたものです)。
――チームメイトになった今の印象はいかがでしょうか。
田中(以下:田):高校の時はずっとライバルでしたが、チームメイトになったので心強い味方ができたなと思います。団体戦で、もし自分が負けたとしてもあと2人が勝ってくれるので思い切りプレーできるなと思います。
齋藤龍(以下:齋):僕は、入部して練習とかしてみたら2人とも結構器用で何でもできてすごいなと思いました。僕が一番シングルスとかダブル前衛とかできないんですよ。雁行陣(がんこうじん)だったら1番になる自信あるんですけど、シングルスやダブル前衛だったら2人の方が全然うまいんです。それに置いていかれないように自分もしっかりとできるように頑張りたいです。良い刺激をもらって与えて、とできたらいいなと思います。
鈴木竜(以下:鈴):現状だったら田中が金子さんと組んで上の方にいっているので、その差を開けられないように頑張って付いていきたいなと思っています。
――お互いにプレーヤーとしてうらやましいと思うところはどこですか。
田:僕は龍二のサーブとかスマッシュがいいなと思います。体の使い方が上手です。竜弥はストロークがうまくて後ろでもポイントできる力があるのがすごいなと。
齋:駿平は体がすごいなって思います。フットワークがすごく良いんですよ。竜弥は試合中に全然ストロークをミスしないので、僕もそのように思い切り試合中もやれたらいいなと思います。
鈴:田中はフィジカルがずば抜けていて、アンダーの測定でも数値が平均より高くてすごいなと思いました。
齋:足に力を込めて一気にバンって押す測定があって、それで普通は700とかなんですけど、1000くらい出してて。「やばいな、こいつ4桁かよ」って思いました(笑)。
鈴:あと龍二は勝負強さ。ここぞというときに負けていても泥臭くできるようなプレーヤーなんですよ。相手にしたらちょっと厄介な人間ですね。
――リーグ戦はどのように起用される予定ですか。
齋:本当は鈴木と組んでダブルフォワード予定だったのですが、僕がダブルフォワードできなさ過ぎて変わりました。優さん(米澤・農2=能登)とです。
――シングルスはいかがですか。
田:もしかしたら僕があるかという感じです。
齋:今、後衛の層が薄くて。北本さん(達己・商2=大和高田市立高田商)がシングルスやったら絶対勝ちますけど、ダブルスの層が少し薄くなり過ぎるというのがあるので、練習でもいろんなシングルスを試しています。候補が鈴木か田中、根本さん(大地・政経2=大和高田市立高田商)。
――田中選手は金子選手と鈴木選手は根本選手とダブルフォワード予定ですが、過去にダブルフォワードの経験はありますか。
田:僕はないです。大学に入ってからです。
鈴:僕は(高校の)チームにダブルフォワードがいて、練習でもたまにしていたので経験がなくはないという感じです。
――ダブルフォワードではどのようにプレーしたいと考えていますか。
鈴:ダブルフォワードは負けるときは本当に一瞬で負けるし、自分たちの簡単なミスですぐ試合が終わってしまうので、本当に集中力が続かないと勝てない陣形だと思います。なので忍耐力を付けていきたいです。
田:僕はうまく金子さんを際立たせるというか、自分が脇役という感じでチャンスメークをできればいいかなと思っています。
――寮生活はいかがですか。
齋:僕と田中は初めて寮になったので、最初入ったときはやっぱり汚ねえなって思いました。
田:汚い(笑)。でもだいぶ慣れたな。
齋:でも寮はすごく楽しいです。僕は本倉さんと同じ部屋なんですが、一緒に料理を作ったりしています。この前チーズタッカルビ作ったんですよ。これは本当に自信作です。コチュジャンがなくて本倉さんが調べたらテンメンジャンとトウバンジャンを混ぜたら作れるなって本倉さんが作ってくれたんです。「目分量でいくわ」って。そうしたら結構おいしかったです。みんなにごちそうしました。先輩たちにふるまったんですけど「おいしいじゃん」って。
――寮での1年生の仕事はどのようなものがありますか。
齋:朝ごはんを作るのがやっぱり大変ですね。
鈴:今は7時くらいの起床ですけど、朝練が始まったら5時半とかになりますね。
齋:しかも簡単なものを作り過ぎると怒られるんですよ。豚キムチというレシピがあって、鍋に豚肉を入れてキムチを2パックくらい入れてかき混ぜるだけなんですけど。
田:俺もう2回使った。
鈴:俺それまだ使ってないな。俺はまだちゃんと料理してるでしょ(笑)。
齋:俺も豚キムチ使ってしまいました、この間。誘惑に負けた。
田:まあ何回使ってもいいですけどね。
齋:いやこいつが一番やばいんですよ。
鈴:初日にな(笑)。
田:いやあれは計量カップが悪いんよ!
鈴:軽量カップで大体1合がどれくらいか分かるじゃないですか。でもすごくでかい軽量カップで、ひとすくいが1合だと思っていて全部で27合くらい炊いてて。
齋:でも水は15合分なので、もうカッピカピで。初めてだったから3人で作ろうってなっていて、僕も一応数えてたんですよ。駿平がその軽量カップですくって、それを僕が見てるという感じで「1、2…」って数えてて。
田:「米多くね?」って(笑)。
齋:でも初めてなので分からないじゃないですか。15合ってこんなものなのかなって思ったんです。誰も1合が分からなかったです。寝ぼけてたし。
田:炊いてから気づいたな。竜弥が「これ1.5合やん」って言ってから。
齋:あれは本当に最悪。食えたものじゃなかった。
鈴:「これで入れてないよな?」って言ったんですけどもう遅かったです。
――最後に今年度の目標をお願いします。
田:僕はインカレ2連覇です。
齋:当面の目標はまずメンバーに入ることです。大きな目標としてはインカレ団体戦2連覇という目標があります。
鈴:僕は広く言って日本一を取るということです。
――ありがとうございました。
[福田夏希]
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