(9)ついに完結!4年生対談 ~大学4年生編Ⅳ~

4年間、明大スケート部(フィギュア部門)を支えてきた4年生3人がそれぞれの進路へ。佐上凌(平31商卒)、梶田健登(平31政経卒)は競技を引退し就職、鎌田英嗣(営4=獨協)は1年間限定で競技を続行する。そんな3人のスケート人生を振り返る対談をお送りする。

 

――将来やりたいことはありますか。 

佐上(以下:佐)今のところは考えてないな。

梶田(以下:梶)少しはあるけれど、俺もなんだかんだフィギュアスケートが好きで、廃れて欲しくはないから、フィギュアスケートが発展することに何か貢献できたらなとは思っているな。手段はたくさんあるけれど、何かしらいつかはやりたいなと思っているよ。

佐:自分から動いてやることはないけれど、そういう話があって、手伝って欲しいみたいに言われたら全然手伝うよ。

梶:じゃあ俺が凌を誘うよ。

佐:でも自分からこうしたいということは何も考えてないな。

梶:俺が考えるから手伝ってね。

佐:その場合は手伝うけれど。

鎌田(以下:鎌)俺もまだ引退してないけれど、俺も誘えよ(笑)。

梶:みんなに声掛けるよ。スケートとはそうやって関わっていくかな。選手としてやることは無いと思う。やったところで全日本いけないからね。

佐:レベル上がっているもんね。

鎌:間違って国体に出るかもしれないよ(笑)

梶:国体くらいならいいけど。

佐:そういう声があったら全然考えるけどね。

梶:世間では国体の方が全日本より上だからね。全日本選手権何位と言ってもイマイチだけれど、国体何位はビックリされるからね。

鎌:海外試合たくさん出ていた時も、国体出られるの意外だとよく言われていたよ。 

梶:フィギュアスケートは本当に甲子園や六大学野球やっている人に申し訳ないよね。

佐・鎌:確かに申し訳ない。

梶:俺らもそれなりに努力したと思うけれどね。

佐:野球やサッカーで大学入った人たちの方が全然すごいよね。

梶:全日本トップ6よりもプロ野球選手の方が全然難しいと思うよ。

鎌:だからこそ、スケートで稼ぐのが難しいんだよね。

梶:フィギュアスケート業界はマネタイズされてないからね。お金にならないからと、企業も見向きもしないしね。でも、恵まれたスポーツに出会えて良かったよ。明大にたいしたことないのに入れてもらって、就職もさせてもらって感謝だよ。

鎌:親にも感謝だよね。お金がなかったらここまでスケートもやってないからね。

――最後に後輩へ向けてメッセージをお願いします。 

梶:いろいろ大変だけれど、頑張ってほしいです。 

佐・鎌:短っ!

佐:俺は言っていたことがあって、俺がそうだったように、フィギュアスケートはいろいろな人に応援してもらえるし、良い時も悪い時も最後まで応援してくれる人たちがずっといたからこそ、最後まで続けてこられたので、そういう人応援してくれるたちを明治のみんなにはつくっていってほしいなと思います。

梶:なんか俺が冷たいやつみたいじゃん。最後にまた言うね。

鎌:一つ一つ試合や合宿など、スケートに関してはいろいろイベントごとがあると思うけれど、どんなに失敗してもどんな成功をしても無駄なものはないから、一個一個大事にして、あんな時もこんな時もあったけど、良かったと思えるように今一日一日を大切に頑張って欲しいと思います。

佐:あるの?

梶:いやあるある。

佐:最後まで頑張って欲しいみたいに言ったよね。

鎌:もう十分じゃない?

梶:言わせてよ!自分なりに本気で努力しても、結果が良かったり悪かったりするかわからないけれど、その本気でやれば悪い経験もいい経験も自分の財産になって、自分という人間が形作られていくものだから、最後までやり切って、頑張ってほしいです。

佐:一緒じゃん!

鎌:俺と同じじゃん。

梶:とりあえず頑張ってほしいね。

佐:陰ながらね。 

鎌:死ぬまでは応援しています。

梶:見守っています。

――長時間に渡り、ありがとうございました。

 

【大西健太】

 

本日で4年生対談は完結です。 

今後もいろいろな企画を用意しています。お楽しみに!

 

◆プレゼント企画実施中!◆ 

4年生3人が書いたサイン色紙を3名様にプレゼント!

詳しくは3月26日発行の「明大スポーツ新聞卒業記念号」、明大スポーツ新聞Twitterアカウントをご覧ください。

※めいじろうはプレゼントされません。

3人は快くサインに応じてくれました。

ありがとうございました。