(7)社会人になっても、まだ続く!4年生対談 ~大学4年生編Ⅱ~

4年間、明大スケート部(フィギュア部門)を支えてきた4年生3人がそれぞれの進路へ。佐上凌(平31商卒)、梶田健登(平31経卒)は競技を引退し就職、鎌田英嗣(営4=獨協)は1年間限定で競技を続行する。そんな3人のスケート人生を振り返る対談をお送りする。

 

――明法エキシビションはいかがでしたか。

鎌田(以下:鎌)すごかったよね。

佐上(以下:佐)楽しく滑れたな。

梶田(以下:梶)俺は花道のようなものを作れなかったから、あのような機会を作ってもらって、ありがたい話だったな。当日もすごい楽しく滑れたから、最高の思い出をありがとうという感じだね。

 

――エキシビションの企画は詩温(鎌田詩温・商4=札幌一)さんが行ったのですか。

梶:詩温が1人で企画運営したみたいになっているけれど、全然違うよね。自己紹介も「詩温くんはとても頭が良く」と言っていたけれど、絶対自分で書いただろう(笑)。
しかも最後は写真撮影で詩温くんがみんなを誘導して、お客さんに写真撮れるようにしてくれた感じになっていたけれど、全部俺がやっていたからね!俺が横で詩温にこういう風に言ってと指示していたからね。

鎌:基本的にずるいからね。

梶:でもそこがいいところだよ。俺は好き。

 

佐:500人ぐらいいたからね。

梶:本当にびっくりした。

鎌:びっくりだったよね。こんなに人来ちゃったよって。

梶:試合より多かったかもしれないね(笑)

 

――ファンとの親交は深いのですか。

佐:中学高校から応援してくれている人もいるし、大学入ってからもいるよね。

梶:それぞれに昔からの固定ファンはいるかな。長い人は10年ぐらいの人いるし。なんか親戚みたいな感じで、いつも応援してもらって、本当にありがたいです。

 

――なかなかフィギュアスケートのようなファンの方は他の競技にはいませんが。

梶:少し宝塚チックかもね。

佐:人に見せるスポーツだからね。自然とそうなっていくのかな。

梶:やっていることは俳優と一緒だもんね。いろいろな人にたった1人で注目されて、王子様みたいな衣装を着るのはフィギュアスケートくらいだしね。

鎌:贅沢なスポーツだよね。4分間その会場は自分だけのために人が動くからね。

梶:だから少し勘違いしてしまうところもあるよね。有名人みたいな感じで。

鎌:確かにね。

梶:高校生の時は少し勘違いすることもあって、でも現実を見て、危ない危ないって。チヤホヤされているけど、別にオリンピック出ている訳でもないし、普通の体育会の学生と変わらないからね。少し特殊だけれど、身はわきまえているつもりだよ。あまり特殊な目で欲しくないね。就活でもフィギュアスケートすごいみたいになるけれど、勉強で東大に入っている人の方がすごいよ。あの人たちが勉強でやっていることを僕たちはスケートでやっているだけだからね。

鎌:謙虚ですね。みたいになるよね。

梶:そうなって就活の評価が上がるよね。

鎌:でも怖いところもあるよね。それだけ逆に注目されているようでされていないという考えもあるけれど、そういう風に誰も見ていないようで見ていて、関わっている人は多いから、そこもわきまえないといけない難しい立場であると俺は思うよ。

佐:俺は人生のことをそこまで深く考えていないから、とりあえず人としてあるべきものだけは持って、後は周りに任せて何も考えていなかったかな。

鎌:出てきた時の発言が反感を買うとかね。

佐:人としてあるべきものを持っていれば、どこでも対応できるよ。

 

梶:応援はありがたいよね。

佐:本当にありがたい。

梶:自分の引退で泣いてくれる人がいて、スケートやっていて良かったと思うよ。

鎌:それとここまで育ててくれた人に感謝だよね。

 

【大西健太】

 

続きは明日2日アップ予定です。

お楽しみに!

 

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